ホタテの実力 佐々木ひろこ フードジャーナリスト 連載「グリーン&ブルー」
東京電力福島第1原発のALPS(多核種除去設備)処理水の海洋放出に伴い、中国が日本産水産物の全面禁輸を発表したのは2023年8月。この禁輸措置の影響を最も強く受けたのが、ホタテ貝だ。それまでの最大の販売先が突然消えたことで、大打撃を受けた生産者のことを思うと言葉がない。だが、一方で、私たちチームは...
"とりあえず"の予約とキャンセル 森下晶美 東洋大学国際観光学部教授 連載...
楽しみに予約した旅行も時に行けなくなることがある。大事な予定が入ってしまった、病気やケガをしたなど、不測の事態はいつでも起き得るため、こうした際は仕方なくキャンセルすることになる。 ところが最近、旅行予約(特に宿泊予約)において、キャンセルに対する感覚が変わってきている。「旅行予約サービスに関する...
コーヒー1杯がついに6元台 中国で安売り激化、出来合い品より割安 NNA
中国のコーヒーの価格競争が激化する一方だ。カフェ業界と茶系ドリンク(中国語:新茶飲料、コーヒーも販売する)業界が一体となって激しい安売り競争を繰り広げており、茶系ドリンクチェーンの「蜜雪氷城」はこのほど1杯6.6元(約134円)の商品を投入した。もはやコンビニで売られている出来合いのコーヒー商品よ...
新米1等63%、出足低調 週間ニュースダイジェスト(9月22日~9月28日)
▼立民新代表に野田元首相 決選投票で枝野氏破る(9月23日) 立憲民主党は東京都内で開いた臨時党大会で代表選の投開票を実施し、野田佳彦元首相(67)を新代表に選出した。1回目の投票では決着がつかず、決選投票で枝野幸男前代表(60)を破った。 ▼卵価格、3割上昇 7月比、鶏夏バテで生産減(9月25日...
〝令和の米騒動〟が示すもの 小視曽四郎 農政ジャーナリスト 連載「グリーン&...
春先からの米穀店での欠品騒ぎがいつの間にか本物の騒動になってしまった。スーパーで時に特売品だった米が暴騰し(8月東京都区部消費者物価指数で米類は前年同月比26・3%上昇)、店先から忽然(こつぜん)と消えたとなれば当然だろう。先に改正基本法で国民に合理的価格と安定供給を約束した食料安保の理念が早くも...
東京はブラックホールなのか 藤波匠 日本総合研究所調査部上席主任研究員 連載...
2023年の東京都の合計特殊出生率が1を下回り0・99となりました。もちろん全国最下位で、全国平均が1・20、2番目に低い北海道でも1・06と、東京の低さが際立ちます。 一方、東京の人口吸引力は極めて強い状況にあります。コロナ禍でいったん減少した東京圏(東京都、埼玉、千葉、神奈川各県)の転入超過数...