理想的な食べ方「養」 安武郁子 食育実践ジャーナリスト 連載「口福の源」
栄養、養護、養育、養分、養生の「養」という漢字は「羊」「人」「良」から成り立っています。理想的な食べ方を示す「養」の歴史は古く、3500年以上さかのぼるといわれています。(イラスト:ⓒプラネット Dental Life 食育コンテンツ) 「羊」は、牛、豚、鳥、魚など肉類、魚介類を含んだ動物食の総称...
「食料安全保障の確保」へ 農業所得の向上と安定化を 沼尾波子 東洋大学教授 ...
「農政の憲法」とされる食料・農業・農村基本法の改正法が国会で成立した。 改正法では、「食料安全保障の確保」が法律の基本理念に加えられ、農産物や農業資材の安定的な輸入を図ることや、農業法人の経営基盤の強化、スマート技術を活用した生産性向上などに取り組むことなどが盛り込まれた。 基本法改正後、さらに「...
自治の重要性を確認 農村ビジョンでシンポ 中山間地域フォーラム
特定非営利活動法人「中山間地域フォーラム」(生源寺眞一会長)は7月6日、東京大学・弥生講堂でシンポジウム「人口減少下の農村ビジョンを考える~市町村消滅論を越えて~」を開き、自治の重要性を確認した。 能登半島地震復旧復興アドバイザリーボード委員の高橋博之・株式会社雨風太陽代表取締役(写真・左から2人...
コメ上昇5キロ2千円に迫る 週間ニュースダイジェスト(6月23日~6月29日)
▼仲介サイト、ポイント禁止 ふるさと納税ルール見直し(6月25日) 総務省はふるさと納税制度のルールを見直すと発表した。自治体が仲介サイトを通じて寄付を募る際、寄付した人に特典ポイントを付与する業者の利用を禁止することが柱。2025年10月から実施する。寄付受け入れ競争が過熱し、サイトを運営する仲...
食料自給率の目標、学生はこう見ている 青山浩子 新潟食料農業大学准教授 連載...
大学2年生向けの講義で、食料自給率を取り上げた。「食料・農業・農村基本法」の改正に向けて、議論が盛り上がっていた頃だ。1999年に基本法が施行され、一度も達成できなかった自給率目標を新たな基本法でも設定すべきかどうか。学生たちに考えてほしいと思った。(グラフは日本の食料自給率の推移) 自給率につい...
アナログな愛おしい時間 連載「旅作家 小林希の島日和」
日本各地の島を旅するなか、また会いたいと思う人が増えていく。その人たちは、年齢も仕事もさまざま。ある人は高齢のベテラン漁師で、ある人は地域おこし協力隊で島に移住した若者で、ある人は同じく島を旅する者で。 昨年の初夏、私は取材も兼ねて「硫黄島3島クルーズ」ツアーに参加した。小笠原諸島の父島と東京湾岸...