いのちを食べている実感 高校生がシカ肉調理実習 畑中三応子 食文化研究家
国産ジビエ(野生鳥獣の肉)の活用推進と普及につとめている日本ジビエ振興協会代表理事、フランス料理シェフの藤木徳彦さんがさる4月30日、東京・世田谷区の駒場学園高校食物調理科3年生に、ジビエの1日授業を行った。 授業は野生鳥獣による農作物被害の説明で始まった。被害の6~8割をシカとイノシシが占め、4...
ESG投融資10兆円に 農林中金、持続可能な社会を目指す
農林中央金庫は26日、2030年度までの10年間にESG(環境・社会・企業統治)型の投融資を累計10兆円に拡大すると発表した。投融資先の企業が持続可能な社会を目指すよう促すのが狙い。(写真:同社HPより) 気候変動などの解決に取り組む企業に投融資するほか、国内外のグリーン債などの金融商品を購入する...
豊かな海を取り戻すために 間に合うか水産資源の保存・管理 佐々木ひろこ フー...
日本は水産王国で、今も昔も豊かな海の恵みを享受している―そう信じている人は多いのではないだろうか。(写真はイメージ) 和食は海の恵みをベースとして発展してきた歴史ある料理体系で、今では食のキラーコンテンツとして世界から注目を集めている。このコロナ禍においても回転寿司チェーンは毎日、盛況だし、スーパ...
オンラインならではの楽しさを ポストコロナの観光農園 前田佳栄 日本総合研究...
新型コロナウイルスの流行が始まって1年以上が経過した。今回から数回にわたってポストコロナにおける農業の姿を考えていきたい。初回は観光農園だ。 新型コロナによる外出自粛に伴う観光客減少により、多くの観光農園が打撃を受けた。そうした中、新たなサービスとして、オンラインでの収穫体験を取り入れる農園が増え...
「毎日食べられる」ブランド守る コロナ禍で安心求める消費者に 信州ハム・宮坂...
1947(昭和22)年に前身の久保商店が設立されてから、信州・上田でハム・ソーセージを作り続けて75年目を迎える信州ハム(本社・長野県上田市)。コロナ禍で大きく変わる食品市場への対応について、宮坂正晴社長に話を聞いた。 ―新型コロナウイルス感染拡大で食生活が大きく変わっていますが、ハムやソーセージ...
地域で守る農業用水 水資源循環の重要性実感 田中夏子 長野県高齢者生活協同組...
(写真はイメージ) 7年前から東京と長野県を行き来しながら、小さな農業を始めた。周りの山の森林から吹き寄せられる落ち葉や、卵の共同購入先の平飼い養鶏農家さんからいただく鶏糞を利用した土づくりをしている段階だ。 田んぼづくりは、敷地に隣接する放棄棚田を回復して挑戦したが、日照不足と獣害でわずかな収量に...