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ESG投融資10兆円に  農林中金、持続可能な社会を目指す

2021.05.26

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ESG投融資10兆円に  農林中金、持続可能な社会を目指すの写真

  農林中央金庫は26日、2030年度までの10年間にESG(環境・社会・企業統治)型の投融資を累計10兆円に拡大すると発表した。投融資先の企業が持続可能な社会を目指すよう促すのが狙い。(写真:同社HPより)

 気候変動などの解決に取り組む企業に投融資するほか、国内外のグリーン債などの金融商品を購入する。投融資先に対しては、30年度の温暖化ガスの排出を13年度比で50%減らすよう求め、政府の目標(46%減)より高い水準を目標に掲げた。(下図:同社の発表資料より)

 21年3月期のESG型投融資は6091億円、同期末の残高は2.4兆円で、大幅な引き上げになるが、「実績と比べて非現実的な目標ではない。しっかりと積み上げていく」(奥和登理事長)方針。

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