ハラールラーメン 畑中三応子 食文化研究家 連載「口福の源」
正月に浅草を歩き、至る所にラーメン店が新規開店しているのに驚いた。どこも訪日観光客で賑(にぎ)わっている。 浅草3丁目でフランス料理店を営む篠田朋さんに聞くと「もともとラーメン店は多かったが、外国人観光客向けの店が急増した」とのこと。特に目立つのがハラールラーメンで、コースが1万円の高級店も出現し...
「宝島のカボチャ」~孤島の種が関東の土でどうよみがえるか? 菅沼栄一郎 ジャー...
群馬県太田市の亀井秀夫さん(72)は年が明けた6日、カボチャの種を、関東地方の約20軒に郵送した。鹿児島県の南に連なるトカラ列島の宝島の知人から11年前に引き継いだものだ。 「いただいた3粒の種は、いきなり300個余りのカボチャに育ちました。生命の勢いをいただきましたが、そろそろ畑仕事がきつくなっ...
ブランド化で持続可能な発展 山岳民族のコーヒー農園支援(上) NNA
一般社団法人のアジア自立支援機構(GIAPSA=ジアプサ、茨城県つくば市)は、タイなどで少数民族の生活レベルの向上を目的とした支援を行っている。北部チェンライ県では、2018年からコーヒー農家の支援プロジェクトを始動。電気や水道などのインフラ整備が不十分な山奥にあるアカ族の村を訪れ、コーヒー栽培に...
日銀、追加利上げ決定 0.5%に、17年ぶり水準 週間ニュースダイジェスト(1...
▼鳥インフル年明け感染加速 4百万羽処分、鶏卵1割高(1月20日) 農林水産省は養鶏場などでの高病原性鳥インフルエンザの感染拡大が年明けから加速していると明らかにした。1月だけで約418万羽が殺処分対象となり、過去最多発生を記録した2022~23年を上回るペースに。鶏卵価格は1割高くなっており、江...
餅とこんにゃくと食品安全 野々村真希 農学博士 連載「口福の源」
この年始に、お雑煮に餅を入れて食べた方は多くおられるだろうか。今更ながらだが、餅を食す際にとにもかくにも気を付けるべきは、喉に詰まらせないよう、食べやすい大きさに切っておくこと、水分で喉を潤してゆっくりよく噛(か)んでから飲み込むことだ。万が一の時の応急手当ての方法を知っておくことも重要である。(...
ホンモロコの復活 佐々木ひろこ フードジャーナリスト 連載「グリーン&ブルー...
日本最大の湖、琵琶湖を擁する滋賀には、地域特有の魚食文化が根付いている。 ニゴロブナの塩漬けと米を合わせて発酵させる「ふなずし」、スジエビを大豆と一緒に甘辛く煮る「えび豆」、コイ科の魚ハスに玉味噌を塗って焼き上げる「はす魚田(ぎょでん)」、ビワマスの炊き込みご飯「あめのいおご飯」など、淡水魚を使っ...