技術開発と市場拡大がポイント 目標高い有機農業 前田佳栄 日本総合研究所創発...
気候変動の緩和に向けた温室効果ガスの排出量削減や生物多様性の保全など、環境に配慮した農業の実現が喫緊の課題となっている。中でも、世界的に注目されているのが有機農業だ。 2020年5月に発表された欧州連合(EU)のFarm to Fork(農場から食卓まで)戦略では、農業生産分野の目標の一つとして、...
家庭に定着、輸出も拡大 伸び続く無菌包装米飯 清水豊 矢野経済研究所フードサ...
無形文化遺産にもなった「和食」は、健康志向の高まりから世界的なブームとなっている。農林水産省の推計によると、世界各国の日本食レストランは2021年に約15万9000店と、全世界的な新型コロナウイルス感染症拡大にもかかわらず、19年からほぼ横ばいとなっている。 日本食レストランは北米とアジアに集中し...
日本の農業「こう変える」と訴え 農業経営大学校が卒業研究発表会
農業経営者の育成を目的とした専門教育機関である日本農業経営大学校(東京都港区、堀口健治校長)は15日、本年度卒業予定(第8期生)14人による「卒業研究発表会」を開いた。 卒業後に取り組む予定の農業の具体的な計画を、採算性や地域貢献といったポイントを交えて15分ずつ発表。同校幹部・有識者ら5人の審査...
ジャガイモはどこに行った? 重要な国内生産量確保 前田佳栄 日本総合研究所創...
国内での加工食品用のバレイショ(ジャガイモ)の供給不足が顕在化している。日本マクドナルドでは、2021年12月下旬と22年1月9日からの2度、フライドポテトのMおよびLサイズの一時的な販売制限を行った。 カナダ・バンクーバー港近郊での大規模な水害やコロナ禍が与える世界的な物流網への影響により、北米...
内食特需の反動減か 21年の食品小売市場2.7%減 矢野経済研究所
矢野経済研究所がこのほど発刊した市場調査資料「2021-2022 食品小売市場白書~コロナ禍で競争激化する食品スーパー業界の動向と展望~」によると、2021年の食品小売市場は47兆6200億円と、前年より2.7%縮小したもようだ。縮小は2年連続。 食品小売市場とは、経済産業省の商業動態統計調査によ...
コロナ禍で消費者向けに活路 変わる冷凍パン市場 泉尾尚紀 矢野経済研究所フー...
かつてパン製造は、製パン工場か、街のパン工房の職人による「スクラッチ製法」が主流であった。スクラッチ製法はパン粉から生地を作って成型し、発酵させて焼き上げる全工程を工房で行うため、早朝からの重労働が当たり前で、一カ所での一貫生産が一般的であった。 しかし1960年代の冷凍パン生地の登場は、重労働や...