つくる

政策

失われる政策の根拠  農水省「集落調査」廃止方針  小視曽四郎 農政ジャーナリストの写真

失われる政策の根拠  農水省「集落調査」廃止方針  小視曽四郎 農政ジャーナリス...

農林水産省が5年ごとに行う農林業センサスの農業集落調査を廃止すると発表した。これに対し自治体や農業関係者らが反発している。(写真はイメージ) 集落は地域社会の基礎単位だ。全国に13.8万(2020年度)あり、農家による共同会議である「寄り合い」の模様などを通じ、農山村が構造的にどう変化しているかな...

「農業版・新しい資本主義」は実現するか  フランス制度の研究始まる  アグリラボ所長コラムの写真

「農業版・新しい資本主義」は実現するか  フランス制度の研究始まる  アグリラボ...

農林水産省が農産物や食品の「買い叩き」を規制するフランスの制度の調査・研究を始めている。価格の形成を市場に任せず、規制を重視する点で「新しい資本主義」と言える。問題はその実現性だ。 10月28日に岸田文雄首相が発表した総合経済対策には驚いた。20兆円規模といわれていた2022年度第2次補正予算は、...

「森林づくり全国推進会議」発足  会長に桜田謙悟氏の写真

「森林づくり全国推進会議」発足  会長に桜田謙悟氏

 官民が連携して全国で森林づくりを進め、先進的な取り組みについて情報発信する「森林(もり)づくり全国推進会議」が21日、発足し、会長に経済同友会の桜田謙悟代表幹事が就任した。  同会議は2007年にスタートした「美しい森林づくり全国推進会議」の後継で、森林育成を通じた持続可能な開発目標(SDGs)...

「磯焼け」対策で養殖ウニを特産化  地域資源生かし生態系回復  前田佳栄 日本総合研究所創発戦略センターコンサルタントの写真

「磯焼け」対策で養殖ウニを特産化  地域資源生かし生態系回復  前田佳栄 日本総...

沿岸の浅海域でコンブ、ワカメ、アマモなどの海藻や海草が繁茂する藻場は、多くの水生生物の生活を支え、産卵や幼稚仔魚に成育の場を提供する役割を担っており、海水の浄化にも貢献している。近年の温暖化などにより、この藻場が大規模に消失する「磯焼け」と呼ばれる現象が全国で問題になっている。(写真はイメージ) ...

国産材利用の定着・加速を  林業国民会議、新会長に宮下正裕氏の写真

国産材利用の定着・加速を  林業国民会議、新会長に宮下正裕氏

産業界を中心に国産木材の需要拡大を通じ地域活性化を図る「林業復活・地域創生を推進する国民会議」は12日、8回目となる会合を東京都内で開き、国産木材の利用を拡大する方策や林業の振興策について意見交換した。会議には関連産業の企業・団体の関係者のほか、野村哲郎農相、自民党の江藤拓総合農林政策調査会長、織...

「動物福祉」先行する欧州  デンマーク、母子豚放牧の現場  共同通信アグリラボ所長 石井勇人の写真

「動物福祉」先行する欧州  デンマーク、母子豚放牧の現場  共同通信アグリラボ所...

家畜をできるだけ恐怖や苦痛などストレスが少ない環境で育てる「動物福祉(アニマルウェルフェア)」の考え方が国際的に広がり、農林水産省も動物福祉の指針の策定を進めている。養豚を例に、動物福祉の分野で先行するデンマークの事情を報告する。(写真:動物福祉を重視して母子ともに放牧するデンマークの養豚場=ユト...