食料安保の重要性を指摘 石破元農相が講演 共同通信きさらぎ会で
石破茂元農相・自民党元幹事長は5月17日、都内で開かれた共同通信社主催のきさらぎ会(写真)で「日本の政治課題と進路」と題して講演し「もう一回、真面目に食料安全保障、(国防の)安全保障を考えていかなければならない」と述べ、食料に関する議論を深めることが課題の一つだという認識を示した。 石破元農相は、...
基本法改正案から伝わる意外なメッセージ 小視曽四郎 農政ジャーナリスト 連載...
元農相の森山裕・自民党総務会長が農業ジャーナリストらを前に「食料自給率の向上へ、しっかりした目標を立てないと...」と言明して、食料・農業・農村基本法の見直しが動き始めたのは2022年5月末。その3カ月前にはロシア軍がウクライナに侵攻。森山氏はそれを踏まえてか、現行法について「食料安全保障の考え方...
食料安保だけでは足りない農村対策 小視曽四郎 農政ジャーナリスト 連載「グリ...
少子化は農村でも深刻さを増している。1月下旬に東北の、ある市を訪ねた。広さだけなら東北最大。しかし、そこで見た光景はかなり衝撃的だった。10万人を超す人口を抱えてはいるが、繁華街のアーケードは、軒並み売り出し中の札を飾った店舗。それがズラリと100メートル以上も続く。聞けば、頼みの農業は米を中心に...
食料安保論議、従来思考を改める時 小視曽四郎 農政ジャーナリスト 連載「グリ...
食料供給の有事法制化で、国から増産を求められた農家らが達成できなかった場合、罰金は科さないが事業者名は公表することを農林水産省が検討しているという。農家に協力を強制してできなかったから名前を公表とは、事実上の罰則だ。しかも本来、政府自らの不始末を農家に転嫁することは強い反発を招くだろう。 そもそも...
耕畜連携を主流に フォーラム「食料安保障と地域資源循環の強化に向けて」開催 農中...
農林中金総合研究所は9月14日、フォーラム「食料安全保障と地域資源循環の強化に向けて~現場の実践から考える次世代耕畜連携のあり方とは~」をオンラインで開催し、米麦など耕種作物と酪農など畜産業の連携を深めることの意義や重要性を確認した。600人超が参加した。 フォーラムでは、農事組合法人 元気ファー...
2040年に国内生産が危機 「113万㏊の耕地死守」と提言 三菱総研
(2050年までの主食穀物需要・国内生産・ギャップの成り行き推計、単位:万トン=各種統計から三菱総合研究所作成) 株式会社三菱総合研究所は、提言「食料安全保障の長期ビジョン 2050年の主食をどう確保するか」を公表した。その中で、主食穀物(米・小麦)の食料安全保障上のリスクについて「短期的には大きく...