リンゴ酵母と大吟醸創る 中尾醸造、竹原が生んだ誠鏡 連載「農大酵母の酒蔵を訪...
新幹線を福山駅で降り、JR山陽本線、JR呉線を乗り継ぎ竹原駅に向かった。呉線の車窓からは瀬戸内海の島々が見え、車中には「瀬戸の花嫁」のメロディーが流れていた。予定した訪問時間より少し早めに駅に着いたので、タクシーに乗り、安芸の小京都と言われ昔の街並みが残る竹原市(広島県)を少しブラブラしながら中尾...
食料安保は農家への敬意から 穀物も肉も頼りは国内 小視曽四郎 農政ジャーナリ...
同じ安全保障の問題でもかくも大きな差を感じるのは、防衛力と食料への岸田文雄首相の態度だ。防衛ではバイデン米大統領に約束していた「抜本的強化」と「相当な増額」が、新春の訪米土産として出来上がったようだ。対する食料政策。価格高騰を「日本経済の大きなリスク要因」と、食料安保の重視を明言した首相。だが20...
陸上養殖が届け出制に 週間ニュースダイジェスト(1月22日~28日)
新規参入が相次ぐ水産物の陸上養殖について、農林水産省は実態を把握するため、今年4月から事業者を対象に届け出制度を導入することを決め、河川や池での養殖業を規制する内水面漁業振興法の施行令を一部改正した(1月27日)。 陸上養殖は車えびやトラフグ、ヒラメといった水産物を、陸上に設置した施設で飼育する。...
地域再生大賞に鹿児島「花の木農場」 準大賞に北海道、長崎
地方新聞46紙と共同通信が、地域活性化の取り組みを表彰する「第13回 地域再生大賞~創ろう新時代、希望掲げて」の各賞50団体が28日決まり、大賞(副賞100万円)に多くの障害者らが農作物栽培などを担う「花の木農場」(鹿児島県南大隅町)が輝いた。 花の木農場は過去に非行に走った人らも含めて社会参加を...
大量殺処分は「災害」なのか アグリラボ所長コラム
(写真はイメージ) 高病原性鳥インフルエンザが全国各地で猛威を振るい、昨年秋以降、25道県で計70例(1月末現在)の発生があり、殺処分の対象は1235万羽を超えた。大半は卵を採取するための鶏で、全国の飼育数約1億3000万羽の約1割に達する。それでも流行の季節はまだ半ばで、春まで万全の警戒が必要だ...
しょうゆ屋、木桶を作る 熟成で複雑なうま味 畑中三応子 食文化研究家
年末年始は煮物など和食を作る機会が増え、しょうゆを使う量がいつもより多くなる時期。しょうゆには白、淡口、濃口、再仕込、たまりの5種類があり、地域や家庭それぞれ特色のある使い分けがされる。九州と北陸に特有な、甘口しょうゆというジャンルもある。 基本的な醸造法を簡単におさらいすると、まず蒸した大豆と炒...