サクランボの新品種「やまがた紅王」本格デビュー
山形県は、県特産のサクランボについて「超大玉の新品種『やまがた紅王(べにおう)』が本年度から本格デビューした」と発表した。 「やまがた紅王」は20年以上を費やして開発し、大玉でツヤがあるのが特徴。「佐藤錦」「紅秀峰」というツートップに並ぶサクランボの"王様"として、名称は1万5000を超える公募の...
学生対象の〝実践型海洋教育〟スタート 佐々木ひろこ フードジャーナリスト 連...
5月から進行中のプロジェクト「ザ・ブルーキャンプ」は、学生を対象とした実践型の海洋教育プログラムだ。海や水産資源に関する座学、漁場フィールドワーク、レストランでの実地研修などを経て8月の1週間、東京と京都それぞれ8人の学生チームが、自ら企画した「海の未来をつくるシーフードレストラン」を運営する。 ...
腐るを見極める 野々村真希 農学博士 連載「口福の源」
かれこれ10年以上、食品の廃棄(「食品ロス」といわれている)の研究を続けてきて、いろんなことを調べたり考えたりしてきたけれど、自分の研究の原点は、やはり、高校生の頃に読んだ幸田文の随筆「おふゆさんの鯖」だ。 おふゆさんという女性が、なじみの干物屋から古くなった鯖を買わされたが、簡単に捨てたのでは冥...
「インバウンド」は歓迎されているか? 森下晶美 東洋大学国際観光学部教授 ...
コロナ禍によって観光は大きな打撃を受けたが、今年5月に新型コロナウイルス感染症が5類へ移行されたことで国内旅行はコロナ禍以前の2019年度水準に戻り、インバウンドについても22年10月に個人旅行の受け入れや査証免除措置の再開で水際対策が大幅に緩和されたことによってマーケットは大きく回復した。 23...
ワインに挑戦する来福酒造 連載「農大酵母の酒蔵を訪ねて」第17回 稲田宗一郎 ...
原料米と酵母にこだわる来福酒造(茨城県筑西市)の10代目の当主、藤村俊文氏が酒造に使う「花酵母」とは何でしょうか。もともと酵母は、酒蔵に住んでいる酵母から採取されていましたが、バイオ技術が進歩し、酵母を人工的に変化(変異株の造成)させ特定の醸造能力を高める酵母に移りつつあります。 東京農業大学短期...
拡大する昆虫食市場 低価格化が課題 岡千晴 矢野経済研究所フードサイエンス...
アジア、アフリカ、南米などで昆虫を食べる文化があるほか、日本でもタンパク源としてハチノコやイナゴなどを伝統的に食べてきた地域がある。内陸部など一部の食文化としてみられていたが、この数年で食用コオロギなど昆虫の養殖に取り組む企業が増えており、大手企業が食用昆虫の粉末を原料に使ったスナックを発売した。...