海の未来、次世代と一緒につくりたい 佐々木ひろこ フードジャーナリスト 連載...
この5月、私たち「Chefs for the Blue」は、新しいプロジェクトを立ち上げた。魚の減少が止まらない海の現状と、その現実に対する危機感が広がらない社会の課題から啓発活動を続けてきた私たちだが、若者との協働プロジェクトはこれが初めてとなる。 「THE BLUE CAMP(ブルーキャンプ)...
農家急減の後に来るもの 小視曽四郎 農政ジャーナリスト 連載「グリーン&ブル...
このところ相次ぐ少子化加速の報を聞くにつけ、共通性を強く感じるのは、農業従事者数の減少との関係だ。農業の人手不足の深刻さは分かっていたが、「あと20年後には基幹従事者が今の4分の1の30万人」(農林水産省)と聞いて改めて驚く。2022年の基幹的従事者数123万人のうち50代以下が25万人程度にとど...
低所得層の世帯に目配りを 藤波匠 日本総合研究所調査部上席主任研究員 連載「...
「異次元の少子化対策」という岸田文雄首相のワーディングに批判が集まり、具体的なメニューの議論に入る前に早々に看板の掛け変えを余儀なくされました。結局、「次元の異なる少子化対策」に落ち着きましたが、政権与党としては、出ばなをくじかれた感は否めません。(写真はイメージ) ただ、呼び名よりも重要なことは...
塩分の多い土壌で甘み増す 高知の徳谷トマト 眉村孝 作家 連載「口福の源」
初めて徳谷トマトを口にしたのは2000年代半ば、前任者からの引き継ぎで高知を訪れたときのことだ。引き継ぎを終え、職場から前任者が行きつけの居酒屋へ向かう。店のメニューにそのトマトがあった。(写真:2004年3月、筆者撮影) 大きさは通常のトマトよりかなり小さい。外見は濃い赤色で、半分に切ると、中身...
食料・農業・農村政策の新たな展開方向を決定 週間ニュースダイジェスト(5月28...
▼適正価格への取引推進(5月29日) 農林水産省が決定した農政の基本方針となる「食料・農業・農村基本法」の見直しに向けた中間取りまとめは、農業・食品産業はコスト上昇分を販売価格に反映することが難しいと指摘し、農産物などの適正な価格形成に向けた取引が推進される仕組みづくりを検討するとした。2024年...
「全国オーガニック給食協議会」設立 代表理事に太田いすみ市長
有機栽培の食材を学校給食に導入する活動を推進するため、自治体、生産者、消費者らが6月2日、「全国オーガニック給食協議会」を設立した。設立には全国各地から、千葉県いすみ市など32市町村、農業協同組合や生活協同組合など59団体、個人195人が加わった。 同日、東京都内で開かれた設立総会(写真)には、約...