京都・阿蘇海の未来はハマグリにあり 佐々木ひろこ フードジャーナリスト 連載...
京都府の北部、宮津湾に北へ向かってのびる天橋立。その西側に位置する内海の阿蘇海は、2000年代まではさまざまな貝が採れる豊かな海だったそうだ。この地で生まれ育ち、19歳で祖父の跡を継いだ若き漁師、村上純矢さん(28)は、二枚貝の漁獲量が激減した過去をこう振り返る。 「アサリが減り、オオノ貝も減り、...
観光の「チカラ」で地域活性化 森下晶美 東洋大学国際観光学部教授 連載「よ...
2000年代に入り「観光」というものが一躍脚光を浴びるようになった。現在は全国の多くの自治体が観光による経済の活性化を試行しているが、果たして「観光」は地域の活性化につながるのだろうか。 そもそも「観光」は、第2次世界大戦後の外貨獲得策という昔の話は別として、これまでは地域経済というよりも、旅行者...
5月は缶コーヒー、サバ缶 週間ニュースダイジェスト(4月23日~29日)
帝国データバンクは5月に値上げされる食品が、酒類・飲料や加工食品など824品目になるとの調査結果を発表した(4月28日)。品目の分野別では酒類・飲料が388品目で最も多く、缶コーヒーの一斉値上げが目立つ。サバの缶詰などの加工食品も183品目と多い。缶コーヒーはコーヒー豆の価格高騰を反映し、サバ缶も...
横浜・鶴見神社で「田祭り」 稲作の所作伝える 4年ぶり一般公開
横浜市鶴見区の鶴見神社で4月29日、4年ぶりに「田祭り」(写真は早乙女)が一般に公開された。鎌倉時代から伝わる民俗芸能で、豊作と子孫繁栄を願い、鍬入れから、代かき、種まき、田植え、収穫まで一連の稲作の作業を社務所に設けた舞台で演じた。新型コロナウイルスの影響で過去3年は中止と無観客開催だった。 地...
すし人気が圧倒的 訪日外国人からみた日本の「食」 農林中金が調査
農林中央金庫が4月27日に公表した「訪日外国人からみた日本の"食"に関する調査」によると、「最もおいしかった日本の料理」などすべての設問で「すし」が1位となり、圧倒的な人気の高さを裏付けた。2番手は「ステーキ・焼肉」「天ぷら」「鍋料理」「ラーメン」「焼き鳥」など出身国で異なり混線模様だ。(写真はイ...
お墓、どうされますか? 藤波匠 日本総合研究所調査部上席主任研究員 連載「よ...
出生数減少が止まりません。2015年には100万人以上あった出生数が、7年後の22年は77万人程度となりました。 少し長いスパンで見てみると、その減少のスピードがより深刻なものに感じられると思います。いま50歳前後の団塊ジュニア世代が生まれたころには、年間200万人以上あった出生数が、その子どもの...