青いレモンの島 小島愛之助 日本離島センター専務理事
愛媛県上島町は、しまなみ海道の東に位置する、有人7島、無人18島から形成される離島だけの自治体である。今回は有人7島の一つ、岩城島のレモンポークを紹介したい。(写真は名物のレモンポーク丼 提供:愛媛県上島町) 有人7島のうち、弓削島、生名島、佐島の3島は既に橋でつながっているが、再来年には岩城島へ...
タクシーでお弁当デリバリー 陣内純英 西海みずき信用組合理事長
(させぼタク配のロゴ=西海みずき信用組合クリエーター西信好真が作成) 新型コロナウイルス感染症の影響を何とか乗り切ろうと、多くの飲食店がテークアウトに乗り出している。ただ、お弁当を作るのはいいが、配達の手が足りない。ここ長崎県佐世保市にはウーバーイーツも出前館も進出していない。そこで当信用組合のクリ...
ともにつくるオンライン授業 沼尾波子 東洋大学教授
新型コロナウイルスの感染拡大抑制のため、不要不急の外出自粛要請が続いている。 こうした中で、さまざまな場面で、オンラインでの対話の機会が増えてきた。企業でも在宅ワークとともに、Zoom(ズーム)やTeams(チームズ)、Webexなどのソフトやアプリを用いたオンライン・ミーティングの活用が始まって...
「ポストコロナ」は地方創生 出町譲 ジャーナリスト
人がごった返す東京の風景が一変した。外国人観光客の姿は見えない。繁華街も、閑古鳥が鳴く。サラリーマンはテレワークに慣れた。人と出会えることこそが、東京の力の源泉だが、もろくも崩れたのだ。私はこの風景を見ながら、東京一極集中の終わりの始まりではないかと思った。 もちろん地方もコロナの影響も受けている...
漁師さんの〝サラメシ〟 小島愛之助 日本離島センター専務理事
新潟県最北の都市・村上市から北西35キロメートルの日本海上に位置する、面積9・78平方キロメートルの粟島が今回の舞台である。内浦と釜谷の2つの集落から成り、人口約350人のこの島は、全島が新潟県粟島浦村に属している。 新潟県本土側とは、粟島汽船が運航する所要85分のフェリーと所要55分の高速船によ...
製紙各社、飲料容器に注力 「脱プラ」受け、食品充填機メーカーと連携
インターネットの普及などを背景に、国内の紙需要が縮小する中、製紙各社が飲料容器などの紙容器化に注力している。海洋プラスチック問題が注目され、環境負荷を軽減する「脱プラ」が加速しており、ペットボトルや缶から紙容器化への動きや、長期保存が可能なことからフードロスが少ないアセプティック(無菌)分野に対応...