石破内閣発足 週間ニュースダイジェスト(9月29日~10月5日)
2024.10.07
▼貿易と国内生産の両立必要 G7農相、食料安保で声明(9月29日)
農林水産省は、先進7カ国(G7)が27~28日にイタリアで開いた農相会合で採択した共同声明を発表した。ロシアによるウクライナ侵攻や気候変動を背景に食料安全保障を促進する重要性が高まっており「国際的、地域的な貿易と国内生産を両立する必要性を強調する」と明記した。
▼水道耐震化、市町村別公表 料金値上げへ理解促す 国交省(9月30日)
国土交通省は有識者会議で、水道事業を担う市町村ごとに「水道カルテ」を作成し、年内をめどに公表すると明らかにした。水道管などの耐震化率や料金水準が把握でき、他自治体との比較もしやすくなる。自治体で値上げへの理解を住民や議会に促し、耐震化の財源確保につなげる狙いがある。
▼コメ作付面積5割で白未熟 23年産、供給不足の一因に(9月30日)
農林水産省は米粒が白く濁る障害「白未熟粒」が2023年産は全国の作付面積の5割程度で発生したとみられるとの調査結果を発表した。夏の記録的な高温が影響し、22年産の2割程度から急上昇した。コメ供給不足の一因となった高温障害が広範囲に及んでいたことが分かった。
▼半導体工場で人材不足懸念 熊本と北海道、内閣府分析(9月30日)
内閣府は「地域課題分析リポート」で、投資が活発化している大型半導体工場の経済効果についての見解をまとめた。熊本県で賃金上昇や消費の伸びが、北海道で地価の上昇がそれぞれ確認されていると指摘。一方で「半導体産業は人材不足であり、想定していた波及効果が発現しない恐れもある」と懸念した。
▼石破内閣発足 衆院9日解散表明(10月1日)
自民党の石破茂総裁は衆参両院本会議の首相指名選挙で第102代首相に選出された。首相任命式と閣僚認証式を経て自民、公明両党連立による石破内閣が正式に発足した。石破首相は記者会見で、9日に衆院を解散、衆院選を15日公示、27日投開票とする日程を表明した。
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