コメ転作進む 週間ニュースダイジェスト(7月24日~30日)
農林水産省は2022年産の主食用米の生産量が、平年並みの作況であれば673万㌧になるとの見通しを発表した(7月27日)。700万㌧割れは初めてで、主食用以外も含めたコメの生産量がピークだった1967年産の1445万㌧の半分以下になる。21年産米の生産量は昨年の調査で700万㌧割れを見込んだが、生育...
植物肉のDAIZに出資 JA三井リース
JA三井リースは29日、大豆由来の植物肉を開発・製造するスタートアップ企業のDAIZ(熊本市、井出剛社長)に出資したと発表した。JA三井リースグループのファイナンス機能を提供し、DAIZの事業拡大を支援するとしている。 DAIZはことし5月、全国農業協同組合連合会(JA全農)と業務提携し、国産大豆...
うま味あふれるラーメン 久留米にドライブインの先駆け 小川祥平 登山専門誌「...
ラーメン店に宿泊所を併設―。福岡県久留米市の「丸星中華そばセンター」に飾られた新聞記事(1964年6月6日付)に驚いた。記事は、創業者の星野吾三郎さんが長距離ドライバーのために無料の宿をつくったと伝える。末尾には星野さんの言葉も記されていた。 「やっと生活にゆとりができたので、お世話になった運転手...
穀物の海上輸送再開で合意 週間ニュースダイジェスト(7月17日~23日)
ロシアによる黒海封鎖でウクライナ産穀物の輸出が滞っている問題で、両国代表はトルコ・イスタンブールで、輸出再開と航路の共同監視を柱とする合意文書にそれぞれ署名した(7月22日)。 しかしウクライナ軍は23日、南部オデッサの商業港がミサイル攻撃を受けたと発表するなど関連地域で戦闘が続いており、合意の実...
皮をジャムに、茶殻からパネル 広がるアップサイクル
これまで捨てられていたものに付加価値をつけて再生するアップサイクル。多くの企業が取り組んでおり、バナナの皮を使ったジャム、茶殻を配合した段ボール、廃棄するライフベスト(救命胴衣)を生かしたポーチなどが登場している。食品ロス削減を目指す東京都などは食のアップサイクル促進事業を推進する。食にとどまらず...
ご飯を食べよう 古い女性誌に学ぶ工夫 畑中三応子 食文化研究家
パン、麺、菓子など、小麦製品が値上がりしている。主な輸入元のアメリカ、カナダの不作と長引くコロナの影響、ウクライナ侵攻による小麦の国際価格の急騰などが原因だ。国産小麦に切り替えようにも自給できるのはたったの15%(2020年度)。かわりに国産米粉を使ってコメの消費拡大と、ひいては食料自給率向上につ...