「旬」で季節を感じる 山下弘太郎 キッコーマン国際食文化研究センター
家で過ごす時間が長くなりました。そんな「非日常」の中でも感じることがあります。通勤にかかる時間と労力のなんと大きいことか。(写真は筆者が自宅で育てたミニトマト) そして、その代わりに見えてくるものもあります。桜の頃に始まったこの「非日常」ですが、もう梅雨も近づき、着実に夏へと向かっています。この日...
飲みごろを知らせるシール 宝酒造「スリムパックシリーズ」向け
宝酒造(京都市)の清酒松竹梅特定名称酒「スリムパックシリーズ」(紙パック)に貼る「のみごろサインシール」がこのほど、新商標制度の「ホログラム商標」として登録された。 のみごろサインシールはパッケージ正面に貼付されている。特殊な「示温インク」を使用し、温度変化で表示が変わる。冷えるとシールのとっくり...
青いレモンの島 小島愛之助 日本離島センター専務理事
愛媛県上島町は、しまなみ海道の東に位置する、有人7島、無人18島から形成される離島だけの自治体である。今回は有人7島の一つ、岩城島のレモンポークを紹介したい。(写真は名物のレモンポーク丼 提供:愛媛県上島町) 有人7島のうち、弓削島、生名島、佐島の3島は既に橋でつながっているが、再来年には岩城島へ...
タクシーでお弁当デリバリー 陣内純英 西海みずき信用組合理事長
(させぼタク配のロゴ=西海みずき信用組合クリエーター西信好真が作成) 新型コロナウイルス感染症の影響を何とか乗り切ろうと、多くの飲食店がテークアウトに乗り出している。ただ、お弁当を作るのはいいが、配達の手が足りない。ここ長崎県佐世保市にはウーバーイーツも出前館も進出していない。そこで当信用組合のクリ...
コロナ禍で培養肉に注目 廣瀬愛 矢野経済研究所フードサイエンスユニット研究員
国連の世界人口推計(中位予測)によれば、地球上の人口は2019年の約77億人から30年には約85億人へ増加し、50年には約97億人、2100年には約109億人と急激に増加する見通しである。 また、サハラ以南アフリカの人口は、2050年までに19年の約13億2000万人から約25億2800万人へと倍...
飲食物は〝薬品〟ではない 畑中三応子 食文化研究家
今回、新型コロナウイルスをめぐるフェイクニュースに「このウイルスは耐熱性に乏しく26〜27度で死にます」「より多くのお湯を飲んでください」というのがあった。温度は「36〜37度」「57度」などのバリエーションもあり、「医療機関に携わる人からの情報」としてメールやラインで相当数が拡散した。(写真はイ...