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外食5社で飼料化の食品リサイクル  全国初、トリドールHDなど

2020.08.03

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外食5社で飼料化の食品リサイクル  全国初、トリドールHDなどの写真

 丸亀製麺などを運営するトリドールホールディングスは3日、同社をはじめ外食事業者5社が運営する名古屋市内の38店舗が出す食品循環資源を飼料化する、農林水産相、環境相、厚生労働相による食品リサイクル法に基づく「食品リサイクルループ(再生利用事業計画)」の認定を7月20日に取得したと発表した。複数の外食事業者が連携する飼料化の食品リサイクル認定は全国初という。

 他の4社はセブン&アイ・フードシステムズ、松屋フーズ、リンガーハットジャパン、ワタミ。

 丸亀製麺の2店など38店舗から出た調理くずなどの食品循環資源を、再生利用事業者が飼料化。その飼料を養鶏場で給餌し、生産された鶏卵などを外食事業者が買い戻し、商品に加工して消費者に提供するという食品リサイクル・ループを構築する。

 複数の外食事業者が参加することで、回収の効率を上げ、経費を削減できる。公益財団法人Save Earth Foundation(東京都)が事務局を務めることにより、食品循環資源の発生・処理量、契約や認可状況を管理でき、持続可能な仕組みになっているという。

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