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研究進むバイオスティミュラント  植物の力生かし育てる  前田佳栄 日本総合研究所創発戦略センターコンサルタントの写真

研究進むバイオスティミュラント  植物の力生かし育てる  前田佳栄 日本総合研究...

カーボンニュートラルの達成に向けて、農業資材の利用見直しの機運が高まっている。農林水産省が2021年5月に発表したみどりの食料システム戦略では、2050年までに「化学農薬の使用量(リスク換算)を50%低減」「化学肥料の使用量を30%低減」などの意欲的な目標が掲げられた。生産量を維持しながら、資材の...

越冬する新しい稲作  小規模栽培向け、普及始まる  共同通信アグリラボ所長 石井勇人の写真

越冬する新しい稲作  小規模栽培向け、普及始まる  共同通信アグリラボ所長 石井...

秋に刈り取った稲の株を越冬させ、数年連続で収穫する稲の栽培技術を、神奈川県の篤農家が開発し、普及活動を始めた。耕さず、田植えもせず、肥料も与えず、環境との調和を実現でき、特別な技術も不要なため、自分で栽培して自家消費したい人や、何らかの副業をしながら営農する「半農半X」の小規模な稲作にはぴったりだ...

代替タンパク質食品が身近に  研究、商品化進む  廣瀬愛 矢野経済研究所フードサイエンスユニット研究員の写真

代替タンパク質食品が身近に  研究、商品化進む  廣瀬愛 矢野経済研究所フードサ...

近年、従来の動物性タンパク質の代替として、代替肉や代替シーフード、昆虫タンパクなど、植物性の原料や新しい製法を用いた「代替タンパク質」が注目されている。 従来の畜肉由来ではない代替肉は、大きく「植物由来肉」と「培養肉」に分けられる。植物由来肉は豆類や野菜などの原材料からタンパク質を抽出し、加熱や冷...

種なしピーマン「タネなっぴー」の写真

種なしピーマン「タネなっぴー」

総合園芸商社の横浜植木(横浜市)は、同社が開発した種なしピーマンを、種苗法に基づいて、品種名「タネーラ」(商品名は「タネなっぴー」)として登録申請し、2月7日付の官報に公示された。この品種は、世界初の種なしピーマンで、2013年5月に国内特許を取得したという。 タネーラは調理の際に、種を取り除いた...

規制緩和で利用しやすく  ドローンによる農薬散布  中川純一 矢野経済研究所フードサイエンスユニット主任研究員の写真

規制緩和で利用しやすく  ドローンによる農薬散布  中川純一 矢野経済研究所フー...

人手不足が深刻な農業現場で、ドローンの活用に期待が集まっている。政府も農薬の散布のほか、農産物の生育調査や運搬など、活用の幅を広げたい考えで、規制緩和を進めて普及を後押している。特にドローンによる農薬散布は大きな注目を浴びている。(写真はイメージ) この背景には、生産者がドローンでの農薬散布を利用...

世界市場5000億円に迫る  代替タンパク質、30年に3.3兆円へ  矢野経済研究所の写真

世界市場5000億円に迫る  代替タンパク質、30年に3.3兆円へ  矢野経済研...

矢野経済研究所がこのほど発刊した市場調査資料「2022年版 代替タンパク質 <代替肉(植物由来肉・培養肉)・昆虫食>の将来展望 ~フードテックが解決する持続可能な食の未来~」によると、植物由来肉や培養肉、培養シーフードといった代替タンパク質の世界市場規模は2021年に、メーカー出荷金額ベースで48...