未来に残す山里の暮らし 映画「若者は山里をめざす」1月公開
埼玉県唯一の「村」である東秩父村に住むことを決意した若者たちを追ったドキュメンタリー映画「若者は山里をめざす」(原村政樹監督、予告編)が完成した。2023年1月14日から東京・新宿のK's cinemaで公開、その後全国で順次上映する。 東秩父村は都心から約60㌔しか離れていないが、面積の8割が...
温まって地域に触れる 銭湯がつなぐ都市と農村 沼尾波子 東洋大学教授
かつては、多くの人々が利用していた銭湯。だが、自宅に風呂のある暮らしが一般的となり、その機能と役割は変化を遂げる。東京都内でも銭湯の数は年々減少している。 地域で顔の見える関係が希薄化する今日、銭湯はコミュニティーのつながりを育む重要な拠点の一つでもある。皆でお湯を楽しむ文化を守りつつ、新たな魅...
枝豆とビールで堪能 新潟各地の花火、3年ぶり開催 陣内純英 西海みずき信用組...
休みに新潟県三条市の自宅に帰った。新潟の夏といえば花火だ。新潟では三大花火(柏崎、長岡、片貝)をはじめ大小いくつも花火大会がある。新潟平野は遮るものが少ないので、自宅マンションからは、長岡、片貝、三条、燕など10カ所近い花火が見える。今年は、行動制限の緩和により各地の大会が3年ぶりに開催され、新潟...
吟醸酒ブームここから 出羽桜酒造、歴代蔵元の挑戦 連載「農大酵母の酒蔵を訪ね...
1980年代中ごろだったと思う。Tという友人がある小料理屋で「稲田さん、この日本酒、飲んでごらん」と言って、グラスについでくれた。その酒を一口含んだ時、僕はそれまでの日本酒とは全く異なる《フルーティーな香りと淡麗でふくよかな味わい》を感じた。僕はTさんに「この酒うまいな、何という日本酒なの?」と聞...
有機農業「面」に広げる 金子美登さん死去 共同通信アグリラボ所長 石井勇人
(有機農場での金子美登さん=2008年3月27日、埼玉県小川町) 農薬や化学肥料を使わない有機農業の第一人者で、しもざと有機野菜塾(埼玉県小川町)を運営してきた金子美登(かねこ・よしのり)さんが9月24日、心筋梗塞のため死去した。74歳だった。農場の見回りに出掛け、軽ワゴンの運転席で倒れていたとい...
ご飯にかけて、絶品・島たまご 瀬戸内海の佐木島 小島愛之助 日本離島センター...
瀬戸内海のほぼ中央、広島県の南東部に位置する三原市には、有人離島が二つある。 三原駅から徒歩5分の三原港を出発し、高速船で13分で到着するのが小佐木島(こさぎじま)、日本一新幹線から近い有人離島である。面積0.5平方㌔、周囲3.2㌔の島の住民は現在わずか4人に過ぎない。 昭和30年代に木造船で...