食べ物語

   

新着ニュース

糖質、カロリー控えめで人気  オートミール、レシピも多様に  畑中三応子 食文化研究家の写真

糖質、カロリー控えめで人気  オートミール、レシピも多様に  畑中三応子 食文化...

健康食、ダイエット食として、オートミールの人気が急上昇中だ。英米では牛乳でかゆ状に煮たポリッジ(porridge)を朝食に食べる。これまでは「ドロドロ、べちゃべちゃしてまずい」というイメージが強かったが、レシピのバリエーションが増えて見違えるほどおいしく食べられるようになった。(写真:牛乳と一緒に...

作り置きしない人のために  魔法の調味料でおいしく  タカコナカムラ ホールフード協会代表理事の写真

作り置きしない人のために  魔法の調味料でおいしく  タカコナカムラ ホールフー...

今年のノーベル物理学賞に選ばれた真鍋淑郎さんが、インタビューで「日本料理で何が食べたいですか」と問われ、「おいしい料理とそれに合うお酒があればいい」とお答えになり、私と同じ意見、と猛烈に親しみを感じてしまいました。 四季折々の旬の食材とそれに合う酒を夫婦で飲み、いい音楽でもあれば、最高。こんな日常...

獲りたてのマグロ生かす「ひゅうが丼」  大分・保土島の郷土料理  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

獲りたてのマグロ生かす「ひゅうが丼」  大分・保土島の郷土料理  小島愛之助 日...

大分県津久見市の津久見港から北東約14㌔、四浦半島沖の豊後水道に浮かぶのが保戸島である。周囲約4㌔、面積0.86平方㌔であり、標高179㍍の遠見山を頂点として急傾斜地が海岸に迫り、ほとんど平地がみられない。 このため、西側の海岸に迫る急斜面に3階建てのコンクリート造りの家がひしめくように立ち並んで...

いぶし銀のような魅力  ブーム再燃のサバ缶  畑中三応子 食文化研究家の写真

いぶし銀のような魅力  ブーム再燃のサバ缶  畑中三応子 食文化研究家

長引くコロナ禍と相次ぐ自然災害で、缶詰が見直されている。ここ10年で驚くほど種類が増えたおつまみ缶も、家飲み需要でますます人気だが、いぶし銀のような魅力を発揮しているのが、そのままおかずになり、料理素材としても便利に使える昔ながらの水産缶詰。中でもブームが長く続いているのがサバ缶である。 (写真:...

食べ物あれこれ(マ行)  落語の森  紫紺亭圓夢の写真

食べ物あれこれ(マ行)  落語の森  紫紺亭圓夢

マタタビ、ご存じでしょうか。「マタタビ科のつる性落葉低木。果実は長円形で、食用・薬用。ネコはこれを好む」と福武国語辞典にある。 「マタタビをなめさせて、奥へ寝かせてあります」と言われるのが「金明竹」に登場の道具屋の主人。言ったのは、「与太郎」さん。柳家小三治師は、「松公」で演っている。 この噺(は...

手抜きでもプロの味  常備したい5つの調味料  タカコナカムラ ホールフード協会代表理事の写真

手抜きでもプロの味  常備したい5つの調味料  タカコナカムラ ホールフード協会...

東京などではコロナ禍の緊急事態宣言が9月末まで延長され、「おうちごはん」の機会がまだしばらく多くなりそうです。先の見えない不安、不満でいっぱいですが、そんな中、おいしいのに簡単にできる和食のレシピをご紹介します。アジのみりん干し(写真)です。 アジを一晩、かえしに漬けます。翌日は天日で干すのではな...

「ピンス」で猛暑乗り切る  韓国のかき氷は大盛り  平井久志 ジャーナリストの写真

「ピンス」で猛暑乗り切る  韓国のかき氷は大盛り  平井久志 ジャーナリスト

韓国で14年ぶりに生活しているが、今年の夏が一番きつかったように思う。過ぎた韓国の夏を想いながら、お世話になったのは「ピンス」だなあと思った。漢字では「氷水」と書くが、韓国の「かき氷」だ。 日本の「かき氷」と何が違うのかと言うと、日本のかき氷は荒く削るが、韓国のピンスはもっと細かく削る。それで、雪...

島で受け継がれる鍋  福岡・宗像大島の名物  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

島で受け継がれる鍋  福岡・宗像大島の名物  小島愛之助 日本離島センター専務理...

福岡県宗像市の神湊港から北西約6.5㌔の海上に位置するのが宗像大島。筑前大島ともいい、福岡県に八つある有人離島の中では面積(約7.2平方㌔㍍)が最大の島である。 島の面積の約半分が丘陵地であり起伏が激しく、中央部にある御嶽山(標高224㍍)が島の最高峰である。島の東側には本土との間を結ぶ船が発着す...

生産者を敬って進む  ワイン商としての道  石田敦子 エノテカバイヤーの写真

生産者を敬って進む  ワイン商としての道  石田敦子 エノテカバイヤー

ワインのボトルにはたくさんのドラマが詰まっている。 ワイン商として、その魅力を伝えることは私たちの最大のミッションであるが、ワインビジネスそのものにも人生の哲学を学ぶ場面があふれていて、生産者たちからはもちろん、エノテカ創立者であり、私にとっては育ての父ともいえる廣瀬恭久会長からも多くを学んでいる...