合わせ調味料で「時短お節」 常備したい「かえし」と「甘酢」 タカコナカムラ...
お節料理の「節(せち)」とは「節日(せちにち)」のことを指します。節日は季節の変わり目に当たる祝日で、昔は節日には朝廷で節会(せちえ)という宴が催されていました。 神様が到来する節の日に神様に供える供御のことを「節供」と言いました。 正月が最も重要な節の日であるため、年神に供える料理を「節供料理」...
見た目は地味でもリッチな味わい 欧州伝統のクリスマス菓子 畑中三応子 食文化...
クリスマスケーキ商戦が佳境に入っている。今年は家でちょっとぜいたくに祝う人の増加が予想されるためか、有名ホテルやデパート、洋菓子店は、例年に増して豪華さを競っているようだ。 予約は10月に始まり、インターネットとカタログでの注文が中心なので、まずは見た目重視とばかり、奇抜で斬新なデザインが多いこと...
ワイン選びという冒険 石田敦子 エノテカ バイヤー
日々の生活の中で、私たちはたくさんの「選択」をしているが、「ワイン選び」は、ハードルが高く、そもそも選ばない、という方はまだまだ多いだろう。 どう選べばよいのか。どうレストランでオーダーすればよいのか。 値段、味わい、どれが自分に合っているのか。ワインは日常的というよりも、限られた人たちが楽しむ嗜...
家庭でもオススメは一人鍋? 消えた"鍋を囲む風景" タカコナカムラ ホールフ...
冬の料理といえば「鍋料理」ですが、家族や仲間たちと鍋をつつきながら一杯という風景は幻となりつつあります。 コロナ禍で、忘年会も激減、鍋料理は一人ずつ小さい鍋で食べるようになり、鍋を囲む風景が消えたのではないと考えています。(写真:ホールフード協会提供) 鍋料理が近年、激変していると感じています。鍋...
トップクラス目指すチーズ 畑中三応子 食文化研究家
11月11日は「チーズの日」である。古代の日本では酪農が行われ、飛鳥時代の西暦700年10月、文武天皇が「蘇」を製造して税として納める勅命を全国に発した。蘇は牛乳を10分の1程度に煮詰めて固形にしたもので、長く保存できた。チーズの元祖のような食品と考えられることから、新暦の11月に置きかえ、語呂よ...
「和牛の羊肉」ってなに? 謎の都・豪キャンベラの和食事情
オーストラリア・キャンベラの和食事情について、同地にある在豪日本大使館の経済班・広報文化班が報告する。 農業に関するトリビアを御紹介したいと思います。キャンベラは、シドニー、メルボルン間でややシドニー寄りに位置する人口35万人の首都です。政治と行政の中心ですが、商業や観光では目立たない存在で、出張...
京料理は意外と... 木下祐輔 アジア太平洋研究所調査役
政府による緊急事態宣言解除から約半年が経過した。7月から8月にかけて東京や大阪を中心に広がった第2波は、8月中旬ごろにピークとなり、10月下旬段階では感染者数はある程度落ち着いたように見えた。 感染が急拡大した半年前と比べると大きく変わったことがある。それは、われわれ自身がウイルスの特性や広がり方...
バイヤーは資格ではない 石田敦子 エノテカバイヤー
私が買い付けを担当する産地の一つはフランスのボルドーだ。2年弱ワイン留学をした場所で、今ある自分のベースが詰まっている。 ボルドーは世界を代表するワイン産地である。大学の新卒で入社したエノテカを一度退職してからの留学だった。「本場」での経験や学びがどうしてもワインの仕事を続ける上で必要だと思っての...
食べ物あれこれ(ナ行) 落語の森 紫紺亭圓夢
七草がゆが登場する噺が「七草」、二代目金翁を襲名披露興行中の四代目三遊亭金馬師(91歳)が正月の寄席でよく演っていた。初席の風物詩といった感のある小噺のようなこの噺、息子のこちらも披露目中の金時改め五代目金馬師も聴かせてくれるのか。 鍋も「二番煎じ」などよく噺に出てくるが、変わった具材が入ってしま...