食べ物語

   

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食べ物あれこれ(ナ行)  落語の森  紫紺亭圓夢の写真

食べ物あれこれ(ナ行)  落語の森  紫紺亭圓夢

七草がゆが登場する噺が「七草」、二代目金翁を襲名披露興行中の四代目三遊亭金馬師(91歳)が正月の寄席でよく演っていた。初席の風物詩といった感のある小噺のようなこの噺、息子のこちらも披露目中の金時改め五代目金馬師も聴かせてくれるのか。 鍋も「二番煎じ」などよく噺に出てくるが、変わった具材が入ってしま...

情報化時代のおいしさとは  山下弘太郎 キッコーマン国際食文化研究センターの写真

情報化時代のおいしさとは  山下弘太郎 キッコーマン国際食文化研究センター

中秋を過ぎて盛秋へと季節が移りました。暑さも一段落していろいろと活動しやすい季節です。今回のテーマとしてはやはり、食欲の秋でしょう。 しかし、いつもはみずみずしく甘み豊かな梨を味わう季節なのですが、今年は寂しい思いをしました。 夏場は梅雨時期の雨が野菜の生育に影響し、高値の時期がありました。このほ...

「癒しの味」を求めて  ベジブロスから考える  タカコナカムラ ホールフード協会代表理事の写真

「癒しの味」を求めて  ベジブロスから考える  タカコナカムラ ホールフード協会...

料理家のタカコナカムラさんは、安全な食と暮らしと農業、環境を考えて活動するホールフード協会の代表理事を務める。今回は安全でおいしい野菜について語ってもらった。(写真は同協会提供) 野菜の皮やへたを煮込んで作るだし「ベジブロス」を紹介した前回(ベジブロスの薦め/野菜皮からだし作り)はこちら。 ベジブ...

日本の秋の味覚  畑中三応子 食文化研究家の写真

日本の秋の味覚  畑中三応子 食文化研究家

サケが産卵のため、生まれ故郷の川に戻ってくる季節がやって来た。今では1年中いつでも出回るようになったサケだが、本来の旬は秋だ。(写真はイメージ) 古来、日本ではサケといえばシロザケを指していた。太平洋岸では千葉県、日本海側では山口県以北の河川に遡上する。日本海側は新潟県以南になるとサケの数が少なく...

〝魔法〟のひじき  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

〝魔法〟のひじき  小島愛之助 日本離島センター専務理事

大分県の姫島は、国東半島の北約6㌔、瀬戸内海の西部、周防灘と伊予灘の境界に位置する島であり、全島で東国東郡姫島村を形成する一島一村の島である。 国東半島側対岸の国東港伊美地区(大分空港から車で約40分)との間に定期航路があり、姫島村営フェリーの姫島丸(所要時間20分)が1日12往復就航している。 ...

収穫の季節がやって来た  石田敦子 エノテカ バイヤーの写真

収穫の季節がやって来た  石田敦子 エノテカ バイヤー

北半球での収穫が近くなるこの季節だ。「どうか生産者の皆さんが1年をかけて手がけたブドウが、無事に収穫できますように」と、自分は無力だが、毎年勝手に一方的に祈っている。 この季節、二つの「ラベルのないワイン」との出会いをふと思い出す。 初めてラベルのないワインを手にしたのは、2005年。ボルドーのシ...

ベジブロスの薦め  野菜皮からだし作り  タカコナカムラ ホールフード協会代表理事の写真

ベジブロスの薦め  野菜皮からだし作り  タカコナカムラ ホールフード協会代表理...

料理家のタカコナカムラさんは、安全な食と暮らしと農業、環境を「まるごと=whole(ホール)」考えて活動する一般社団法人「ホールフード協会」の代表理事を務める。野菜の皮やへたなど、普段は捨ててしまう部分を煮込んで作るだし「ベジブロス」について語ってもらった。(写真:上下とも同協会提供) ベジブロス...

ウナギか、それともハモか   山下弘太郎 キッコーマン国際食文化研究センターの写真

ウナギか、それともハモか   山下弘太郎 キッコーマン国際食文化研究センター

今年の夏も暑かったですね。暑さに負けないようにスタミナをつけなければと土用の丑(うし)の日に鰻(ウナギ)のかば焼き(写真上:筆者撮影)を食べた方も多いのではないでしょうか。 土用とはもともと立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ18~19日前の期間を指す言葉で、季節の変わり目を変わりなく過ごすための行事...

次のブームはレモネード?  畑中三応子 食文化研究家の写真

次のブームはレモネード?  畑中三応子 食文化研究家

タピオカブームもすっかり沈静化した。次に流行するといわれているのがレモネードで、各地に専門店が出現している。レモン果汁に砂糖や蜂蜜で甘みをつけ、水で割ったドリンクだ。炭酸水で割るとレモンスカッシュになる。(写真はイメージ) 実はレモネード、幕末にペリーの黒船によってもたらされた清涼飲料水第1号であ...