エガリム法を現地調査 週間ニュースダイジェスト(10月30日~11月5日)
野村哲郎農相は記者会見で、農産物の適正な価格形成を促すフランスのエガリム法について、現地に職員を派遣するなどして調査研究を進めていることを明らかにした(11月4日)。農相は「難しい課題だが、日本でどのような制度設計ができるか一生懸命検討している段階だ」と述べるとともに、コストを価格転嫁したい生産者...
吟醸の魅力、世界へ 出羽桜、業界底上げ目指す 連載「農大酵母の酒蔵を訪ねて」...
仲野益美は2000年に、吟醸酒を世に問うた父・清次郎を継いで出羽桜酒造の4代目となった。1997年に開始した海外展開に力をいれ、世界30カ国以上に販路を拡大していく。 日本国外で最大の日本酒品評会であるインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC、ロンドン)で2008年、純米吟醸酒「出羽桜 一路...
総合経済対策を決定 週間ニュースダイジェスト(10月23日~29日)
政府は電気・都市ガス料金の負担軽減をはじめとする、物価高騰への対応を柱とした総合経済対策を閣議決定した(10月28日)。国費の一般会計歳出は29兆1000億円。財源の大半を赤字国債で賄う見通し。 肥料・飼料や穀物の国産化を進めて食料品供給体制を強化するとして、畜産農家や耕種農家などを支援する制度を...
「農業版・新しい資本主義」は実現するか フランス制度の研究始まる アグリラボ...
農林水産省が農産物や食品の「買い叩き」を規制するフランスの制度の調査・研究を始めている。価格の形成を市場に任せず、規制を重視する点で「新しい資本主義」と言える。問題はその実現性だ。 10月28日に岸田文雄首相が発表した総合経済対策には驚いた。20兆円規模といわれていた2022年度第2次補正予算は、...
有機食材の利用拡大を 全国オーガニック給食フォーラム
全国オーガニック給食フォーラム実行委員会(委員長・太田洋千葉県いすみ市長)は10月26日午後、全国36自治体の首長ら約4000人が参加し、なかのZERO(東京都中野区)の会場と全国60会場を結ぶオンラインの併用で意見交換会を開き、有機食材の利用拡大を目指すことを確認した。(写真:壇上に並ぶ給食に有...
伸びるノンアル飲料市場 健康志向追い風、増える選択肢
コロナ禍で高まる健康志向を追い風に広がったノンアルコール飲料。登場から13年を経て、市場に定着したビールテイスト飲料に続き、サワー、チューハイ、カクテルテイストと、そのまま飲めるノンアルRTD(レディ・トゥ・ドリンク)は、ワインテイストなど選択肢が増えている。清涼飲料メーカーが同市場に参入する動き...