ザリガニで持続可能な農業目指す 東京農大、ケニアと共同研究
(ザリガニを使った炊き込みご飯) 東京農業大学は、ザリガニを新たな資源として活用するため、ケニア共和国の大学や企業と共同して養殖・食品加工・普及に向けた研究を加速する。江口文陽学長は「(研究成果が)食材としての活用につながっていくことに大きな意味がある」と社会実装の重要性を強調している。 嫌われ者...
持続可能な食 エシカル消費を考える 共同通信がシンポジウム
株式会社共同通信社は11月24日、同社本社(汐留メディアタワー)内の会議室でシンポジウム「持続可能な食~食からエシカル消費を考えてみる~」を開催した。 農畜産物流通コンサルタントの山本謙治・新渡戸文化短期大学客員教授が「日本のエシカルフードのこれから」と題して基調講演し、「日本の消費者は人権や生物...
SDGsで普及が期待される陸上養殖 閉鎖循環式の技術が確立 下出敬士 矢野経済...
現在世界全体では、人口増加と共に1人当たりの魚介類の年間消費量も増加していることから、魚介類の消費量は増加している。1990年より現在に至るまで漁獲量はほぼ横ばいだが、養殖生産量が劇的に増加しており、2020年には世界の漁獲量の49.2%が養殖による生産となるなど、養殖業が果たす役割は大きい。(写...
新たなアーバンファーミングの実証実験開始 NTT東日本、プランティオ、タニタが協...
(協業の中枢を担うセンサー) NTT東日本、プランティオ、タニタの3社は7月26日、スマート農業を活用した新たなアーバンファーミング(都市型農)を事業化すると発表した。8月から来年3月末まで、タニタ本社(東京都板橋区前野町)敷地内に設けた農場で実証実験を始める。 アーバンファーミングは、地産地消、旬...
拡大する昆虫食市場 低価格化が課題 岡千晴 矢野経済研究所フードサイエンス...
アジア、アフリカ、南米などで昆虫を食べる文化があるほか、日本でもタンパク源としてハチノコやイナゴなどを伝統的に食べてきた地域がある。内陸部など一部の食文化としてみられていたが、この数年で食用コオロギなど昆虫の養殖に取り組む企業が増えており、大手企業が食用昆虫の粉末を原料に使ったスナックを発売した。...
生物農薬の開発が活発に 農薬市場、有機農業推進で 田中宏和 矢野経済研究所フ...
農林水産省が「みどりの食料システム戦略」に掲げる重要業績評価指標(KPI)では、化学農薬使用量(リスク換算)を2030年までに10%、2050 年までに50%に低減する目標を設定している。新規農薬の開発には、少なくとも10 年を要するため、目標達成は一足飛びには行かない。よって当面の間、農薬メーカ...