JA全中会長に山野氏 週間ニュースダイジェスト(7月2日~7月8日)
2023.07.10
▼JA全中会長に山野氏(7月4日)
全国農業協同組合中央会(JA全中)は、次期会長にJA鹿児島県中央会会長の山野徹氏(67)を内定したと発表した。地域農協の組合長ら代議員による信任投票で、有効投票総数245票のうち244票を得た。8月18日に開く通常総会を経て就任する。
関連記事:存在感増す鹿児島県 JA全中会長に山野氏内定 アグリラボ所長コラム
▼南米沖でエルニーニョ発生(7月4日)
世界気象機関(WMO)は南米ペルー沖の海水温が上がる「エルニーニョ現象」が発生したと発表した。エルニーニョは世界的な気温上昇につながることが多く、異常気象に伴う災害発生の可能性が高まっているとして警戒を呼びかけた。
▼15河川の水質「最も良好」 国交省調査(7月6日)
国土交通省は全国159の1級河川を対象とする2022年水質調査の結果を公表した。尻別川(北海道)、黒部川(富山)など10道県の15河川を「最も良好」と判定した。うち川辺川(熊本)は17年、荒川(福島)は13年、五ケ瀬川(宮崎)は10年連続だった。
▼世界農業遺産に2地域認定(7月6日)
農林水産省は、国連食糧農業機関(FAO)が世界農業遺産に兵庫県兵庫美方地域の伝統的な但馬牛の飼育システムと、埼玉県武蔵野地域の落ち葉堆肥農法の2地域を新たに認定したと発表した。日本の世界農業遺産は15地域となった。
▼マグロ増枠、2024年提案へ(7月7日)
太平洋クロマグロの資源管理を話し合うため福岡市で開かれた国際会議が閉幕。30キロ未満の小型魚の漁獲枠を30キロ以上の大型魚に振り替えられる措置を巡り、日本に関しては現行の漁獲上限の10%から30%まで引き上げる勧告を12月の国際会議で行うと決めた。
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