「話食」と「話飲」 安武郁子 食育実践ジャーナリスト 連載「口福の源」
「話」という漢字は「言」に「舌」で成り立っています。舌は、味を存分に味わうと同時に、話したり、語ったりあったりするためにも大いに活用したいものです。(画像:ⓒ食育推進団体イートライトジャパン) そして、「話」や「語」という漢字には口が二つずつあります。すてきな会話は口が複数あって初めて生まれると感...
食料自給率の死角 基本法改正で熟議を期待 アグリラボ編集長
「農業政策の憲法」と言われる食料・農業・農村基本法の改正案が国会に提出され、いよいよ審議に入る。これまで明確な定義がなかった食料安全保障について「良質な食料が合理的な価格で安定的に供給され、かつ、国民一人一人がこれを入手できる状態をいう」(改正案2条)と明記し、基本理念に追加(同1条)する点は高く...
NZの酒類消費、15年で最大の落ち込み NNAオーストラリア
ニュージーランド(NZ)の2023年の年間アルコール消費可能量が4億7700万リットルで、前年比4.4%減少と過去15年間で最大の落ち込みとなったことがNZ政府統計局の調べで分かった。統計局は、昨年は悪天候を含むさまざまな課題があった年で、ワインやビールの輸入も減少したと指摘した。(グラフ:ニュー...
平均株価、初の4万円 週間ニュースダイジェスト(3月3日~3月9日)
▼平均株価、初の4万円 半導体主導、上昇に偏り(3月4日) 週明けの東京株式市場で、日経平均株価(225種)が史上初めて4万円を超えた。取引開始直後に突破し、終値まで維持した。上昇相場を主導してきた半導体関連株に買い注文が偏り、最上位プライム市場の銘柄の7割超が値下がりした。 ▼1月農水産物輸出1...
下戸も取り込む新潟の蔵元の挑戦 青山浩子 新潟食料農業大学准教授 連載「グリ...
日本酒のメッカ、新潟県には88の蔵元がある。全都道府県の中で断トツの数だ。そんな蔵元も近年は個性を発揮している。尾畑酒造(佐渡市)は廃校となった小学校を改築し、酒づくりに関心のある人を国内外から呼び寄せて実践を学ぶ「学校蔵」を営む。島内の再生エネルギーのみで酒を造る研究も大学と組んで始めた。(写真...
集客・物流拡大へ架け橋効果 小島愛之助 日本離島センター専務理事 連載「よん...
わが国に「大島」と名の付く有人離島は19あり、うち最北端にある島が宮城県気仙沼市の気仙沼大島である。気仙沼湾のほぼ中央に位置する県内最大の島で、改元前の平成31(2019)年4月7日に「気仙沼大島大橋」が開通し、それまでフェリーで約25分要した島に車で往来できるようになった。橋脚間の長さは297メ...