日本の中の海外 森下晶美 東洋大学国際観光学部教授 連載「よんななエコノミ...
コロナ禍の旅行制限の影響もあって4年ぶりに成田空港を訪れた。今回は旅行のためではなく、空港施設の視察をさせていただいたのだが、旅行者や施設などがずいぶん様変わりしているのに驚いた。 まず、空港にいる旅行者は圧倒的に外国人。数字上でインバウンド旅行者数はコロナ禍前の水準に回復したものの、日本人の海外...
スペインの食卓に戻った名産アンチョビ 佐々木ひろこ フードジャーナリスト 連...
久しぶりにヨーロッパを訪れたこの春、スペイン・グラナダの街角で懐かしい〝顔〟に出合った。スペイン北部に広がるカンタブリア海のアンチョビだ。 アンチョビとは、カタクチイワシの塩漬けのこと。頭と内臓を除いて開いた新鮮なカタクチイワシを塩漬けにし、発酵・熟成の後にオリーブオイルを注いで保存した缶詰や瓶詰...
生ごみのリサイクル 野々村真希 農学博士 連載「口福の源」
ごみとして捨てざるを得なかったものが、自然界の微生物の力によって実質的に価値のあるものに生まれ変わるって、なんて有意義で豊かなんだろう。今年の初めに訪れた山形県長井市の生ごみ堆肥化施設「長井市レインボープランコンポストセンター」で、山盛りになったフカフカの堆肥を見てそう強く思った。 長井市は、市内...
「消滅可能性」市町村を公表 週間ニュースダイジェスト(4月21日~4月27日)
▼基金5466億円国庫返納 休眠状態11事業は廃止(4月22日) 政府は中長期的な政策の推進に充てられる一方で無駄に積み上がっていると指摘される国の基金を総点検した結果、使う見通しがないと判断した5466億円を国庫に返納させると発表した。基金を使った事業で既に補助金支給といった役割は終え、管理費だ...
基本法改正案から伝わる意外なメッセージ 小視曽四郎 農政ジャーナリスト 連載...
元農相の森山裕・自民党総務会長が農業ジャーナリストらを前に「食料自給率の向上へ、しっかりした目標を立てないと...」と言明して、食料・農業・農村基本法の見直しが動き始めたのは2022年5月末。その3カ月前にはロシア軍がウクライナに侵攻。森山氏はそれを踏まえてか、現行法について「食料安全保障の考え方...
農業基本法改正案が衆院通過 週間ニュースダイジェスト(4月14日~4月20日)
▼農業で適正な価格転嫁要望 基本法改正で公聴会(4月15日) 政府が国会に提出した食料・農業・農村基本法改正案を巡り、衆院農林水産委員会の地方公聴会が札幌市と鹿児島市で開かれた。農業関係者らが出席し、適正な価格転嫁を要望する意見などが出た。 ▼3月訪日客初の3百万人超 四半期で消費1.7兆円(4月...