山あいの暮らしを潤す小さなサンタたち 赤堀楠雄 材木ライター 連載「グリーン...
昨年12月23日に新潟県村上市北部の高根集落で、地元の子どもたちや若者がサンタクロースに扮(ふん)し、集落の全世帯160戸にプレゼントを届けるというイベントが開催された。「メリークリスマス!」の声とともに小さなサンタたちが玄関の扉を開けると、住人たちは満面の笑みで出迎え、「なんてかわいらしい」、「...
和食を科学で味わう 畑中三応子 食文化研究家 連載「口福の源」
東京・上野の国立科学博物館で開催中の特別展「和食 日本の自然、人々の知恵」は、食文化を科学で料理するユニークな展覧会である。 展示は「和食って何?」という問いかけから始まる。科学的な切り口が最も冴(さ)えるのが、日本の自然と食材、和食の関係をひもとく第2章である。南北に長い日本列島は世界でも有数の...
伝統の「練馬大根」根強い人気 菅沼栄一郎 ジャーナリスト 連載「よんななエコ...
師走にしては暖かな朝。昨年暮れ、東京都練馬区の地下鉄駅近くの広場で、野菜マルシェが開かれた。 江戸時代から続く農家の20代目、相原謙介さんが仲間とともにとれたての冬野菜を並べた。用意した1本200円の練馬大根約20本は、午前10時の開店間もなく売り切れた。長い大根だと葉っぱの先まで1メートルをゆう...
訪日客消費初の5兆円突破 週間ニュースダイジェスト(1月14日~1月20日)
▼最優秀に長崎・大村の会社 23年度ふるさとづくり大賞(1月15日) 総務省は地域活性化に貢献した団体や個人に贈る2023年度「ふるさとづくり大賞」の最優秀賞に、長崎県大村市で地元農産物の加工や販売を手がける会社「シュシュ」を選んだと発表した。食育活動、農家民泊にも取り組んでおり「創造性に富む活動...
学食と食品ロス 野々村真希 農学博士 連載「口福の源」
入り口で今日のメニューを確認し、プラスチックのトレーを取って、列に並ぶ。ラーメンがいいなら麺類コーナーへ。カレーがいいなら丼・カレーコーナーへ。日替わり定食メニューが気になったら、おかずのコーナーへ。ご飯とみそ汁と小鉢をトレーに載せて、レジで会計を済ませ、お箸をつかみコップにお茶を注いで空いている...
「四方よし」の観光 アドベンチャーツーリズム 森下晶美 東洋大学国際観光学部教...
高付加価値な観光として、現在注目されているものの一つにアドベンチャーツーリズム(AT)がある。ATとは「自然とのふれあい」「文化交流」「フィジカルなアクティビティー」のうち二つ以上の要素を含む観光で、簡単に言えば、アクティビティーを通じて地域の自然や文化の本質に触れる観光のことだ。例えば、湖でカヌ...