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インバウンドの好況は本物か  森下晶美 東洋大学国際観光学部教授   連載「よんななエコノミー」の写真

インバウンドの好況は本物か  森下晶美 東洋大学国際観光学部教授   連載「よん...

インバウンド旅行者が飛躍的に伸びている。2024年の旅行者数は過去最高であった19年の3188万人を大きく超え3600万人に届く勢いで、1人当たりの消費額も15万8500円から22万3200円へと1・4倍に増加している(24年7~9月期)。23年発表の政府目標は25年に旅行者数3188万人超、消費...

観光ビジネスのプレイヤーの変化  森下晶美 東洋大学国際観光学部教授   連載「よんななエコノミー」の写真

観光ビジネスのプレイヤーの変化  森下晶美 東洋大学国際観光学部教授   連載「...

コロナ禍以降、観光に関わるビジネスプレイヤーが変化してきている。これまで観光というと、交通事業、宿泊・飲食業、旅行業、観光施設業、土産品製造・販売業などがビジネスの中心であったが、現在では、小売業、不動産業、金融業、情報サービス業、農林水産業、広告業、行政機関などこれまでとは異なる業種が大きな役割...

自治の重要性を確認  農村ビジョンでシンポ  中山間地域フォーラムの写真

自治の重要性を確認  農村ビジョンでシンポ  中山間地域フォーラム

特定非営利活動法人「中山間地域フォーラム」(生源寺眞一会長)は7月6日、東京大学・弥生講堂でシンポジウム「人口減少下の農村ビジョンを考える~市町村消滅論を越えて~」を開き、自治の重要性を確認した。 能登半島地震復旧復興アドバイザリーボード委員の高橋博之・株式会社雨風太陽代表取締役(写真・左から2人...

日本の中の海外  森下晶美 東洋大学国際観光学部教授   連載「よんななエコノミー」の写真

日本の中の海外  森下晶美 東洋大学国際観光学部教授   連載「よんななエコノミ...

コロナ禍の旅行制限の影響もあって4年ぶりに成田空港を訪れた。今回は旅行のためではなく、空港施設の視察をさせていただいたのだが、旅行者や施設などがずいぶん様変わりしているのに驚いた。 まず、空港にいる旅行者は圧倒的に外国人。数字上でインバウンド旅行者数はコロナ禍前の水準に回復したものの、日本人の海外...

国際観光旅客税(出国税)を被災地の再建に充てられないか  森下晶美 東洋大学国際観光学部教授   連載「よんななエコノミー」の写真

国際観光旅客税(出国税)を被災地の再建に充てられないか  森下晶美 東洋大学国際...

今年は元日から大きな地震が石川県の能登半島を襲った。建物やインフラの被害が大きいだけでなく、亡くなったり、けがをされたりした方の数が日を追うごとに増えるのを見ると、本当に胸が痛む。 特に被害の大きかった能登地域は、輪島市の輪島朝市や七尾市の和倉温泉など観光地としても人気が高く、年間の入込客数は4市...

「四方よし」の観光 アドベンチャーツーリズム  森下晶美 東洋大学国際観光学部教授   連載「よんななエコノミー」の写真

「四方よし」の観光 アドベンチャーツーリズム  森下晶美 東洋大学国際観光学部教...

高付加価値な観光として、現在注目されているものの一つにアドベンチャーツーリズム(AT)がある。ATとは「自然とのふれあい」「文化交流」「フィジカルなアクティビティー」のうち二つ以上の要素を含む観光で、簡単に言えば、アクティビティーを通じて地域の自然や文化の本質に触れる観光のことだ。例えば、湖でカヌ...