食べ物語

   

うんちく

ハレとケの日のごはん  漫画の森  小岩くぬぎ 漫画愛好家の写真

ハレとケの日のごはん  漫画の森  小岩くぬぎ 漫画愛好家

人がグルメ漫画に期待するものはさまざまだろうが、基本は「人生に不可欠な食という要素をポジティブにとらえている姿が見たい」ではないか。その点「今夜も割りカンで」(全2巻、高田靖彦/幻冬舎コミックス)はやや異色作。食べることにさほど貪欲ではない主人公に、それでもやってくるハレとケの日のごはんを地道につ...

カステラ、茶のルーツ  スイーツ王国だった長崎・平戸  陣内純英 西海みずき信用組合理事長の写真

カステラ、茶のルーツ  スイーツ王国だった長崎・平戸  陣内純英 西海みずき信用...

学生時代、鳥獣戯画で有名な京都の高山寺でアルバイトをしたことがある。掃除などのほか、参拝客に呈茶もした。主菓子は満月の阿闍梨餅だった。高山寺には、「日本最古の茶園」がある。宋への留学から帰った栄西禅師が持ち帰った茶の実を高山寺の明恵上人に伝えたとされる。 一方、長崎県平戸市には「日本最古の茶畑」が...

刺し身がおいしい剣先イカ  「春一番」発祥の地・壱岐島  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

刺し身がおいしい剣先イカ  「春一番」発祥の地・壱岐島  小島愛之助 日本離島セ...

長崎県壱岐島(いきのしま)は東松浦半島から北北西約20㌔の玄界灘上に位置しており、さらに北西の海上には対馬島がある。壱岐島は南北17㌔、東西14㌔の大きさであり、面積は133.8平方㌔となっている。 航路の距離は、博多港から郷ノ浦港までが約74㌔、呼子港から印通寺港までが約26㌔である。海岸線は入...

先輩と食べた生サバ  「ごまさば」と「ゴマサバ」    眉村孝 作家の写真

先輩と食べた生サバ  「ごまさば」と「ゴマサバ」    眉村孝 作家

「博多は初めてなのか。それなら同窓生に声をかけるから、博多駅近くの『はじめの一歩』という海鮮居酒屋に行こう。ゴマサバがうまい店だから」 2000年代半ばのこと。私は福岡市を訪れることが決まると、北九州市在住の学校の先輩Fさんに電話した。10歳も上だが、ふとしたきっかけで知り合うと時々声をかけてくれ...

食べ物あれこれ(ヤ行~ワ行)  落語の森  紫紺亭圓夢の写真

食べ物あれこれ(ヤ行~ワ行)  落語の森  紫紺亭圓夢

「風流だなァ」を連発しながら、インチキ茶道に人々を誘い込むのが「茶の湯」。倅(せがれ)に家督を譲って根岸に隠居生活を始めた大店(おおだな)のご隠居「何か物足りない」と長屋の連中に怪しげな茶の湯の指導。小僧の定吉と「風流だなァ」と言いながら芋を練って灯し油を塗った名付けて利休まんじゅうを出すが......

糖質、カロリー控えめで人気  オートミール、レシピも多様に  畑中三応子 食文化研究家の写真

糖質、カロリー控えめで人気  オートミール、レシピも多様に  畑中三応子 食文化...

健康食、ダイエット食として、オートミールの人気が急上昇中だ。英米では牛乳でかゆ状に煮たポリッジ(porridge)を朝食に食べる。これまでは「ドロドロ、べちゃべちゃしてまずい」というイメージが強かったが、レシピのバリエーションが増えて見違えるほどおいしく食べられるようになった。(写真:牛乳と一緒に...

作り置きしない人のために  魔法の調味料でおいしく  タカコナカムラ ホールフード協会代表理事の写真

作り置きしない人のために  魔法の調味料でおいしく  タカコナカムラ ホールフー...

今年のノーベル物理学賞に選ばれた真鍋淑郎さんが、インタビューで「日本料理で何が食べたいですか」と問われ、「おいしい料理とそれに合うお酒があればいい」とお答えになり、私と同じ意見、と猛烈に親しみを感じてしまいました。 四季折々の旬の食材とそれに合う酒を夫婦で飲み、いい音楽でもあれば、最高。こんな日常...

獲りたてのマグロ生かす「ひゅうが丼」  大分・保土島の郷土料理  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

獲りたてのマグロ生かす「ひゅうが丼」  大分・保土島の郷土料理  小島愛之助 日...

大分県津久見市の津久見港から北東約14㌔、四浦半島沖の豊後水道に浮かぶのが保戸島である。周囲約4㌔、面積0.86平方㌔であり、標高179㍍の遠見山を頂点として急傾斜地が海岸に迫り、ほとんど平地がみられない。 このため、西側の海岸に迫る急斜面に3階建てのコンクリート造りの家がひしめくように立ち並んで...

いぶし銀のような魅力  ブーム再燃のサバ缶  畑中三応子 食文化研究家の写真

いぶし銀のような魅力  ブーム再燃のサバ缶  畑中三応子 食文化研究家

長引くコロナ禍と相次ぐ自然災害で、缶詰が見直されている。ここ10年で驚くほど種類が増えたおつまみ缶も、家飲み需要でますます人気だが、いぶし銀のような魅力を発揮しているのが、そのままおかずになり、料理素材としても便利に使える昔ながらの水産缶詰。中でもブームが長く続いているのがサバ缶である。 (写真:...