ふく(福)を招く 陣内純英 西海みずき信用組合理事長
長崎県は水産県だ。漁獲高(天然)を見ると、タイ、ブリ、アジ、サバ、アマダイ、イサキ、サザエが全国1位。イワシ、アナゴ、イカもベスト3に入る。 しかし、最近では、意外な魚が全国1位になっている。養殖のフグ、クロマグロだ。フグは全国シェアが50%近い。佐世保市、松浦市が主な産地だ。ただ、このことを長崎...
新しい年を迎える味 山下弘太郎 キッコーマン国際食文化研究センター
新しい年が始まりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 世界でも日本でも、生活に大きな変化があった2020年、いつもとはちがう年末年始を過ごされた方も多いのではないでしょうか。帰省や旅行を控え、自宅で年取りをという家庭も多かったらしく、おせち料理の予約が好調というニュースもありました。手作...
食べ物あれこれ(ハ行) 落語の森 紫紺亭圓夢
「日和違い」という噺のサゲ近くに鰤(ブリ)が出てくる。「きょうは、降る天気じゃァない」と「きょうは降る、天気じゃァない」の違いだけでもたせる、というたわいない噺。 このバカバカしい噺をその昔、先代(四代目)三遊亭円遊師がフワフワと楽しげに演じた。立川談志師や桂枝雀師が演り、今は三遊亭円楽師や瀧川鯉...
海産物のオンパレード 小島愛之助 日本離島センター専務理事
兵庫県姫路市の南西約18㌔、瀬戸内海東部の播磨灘に浮かぶ家島諸島は、東西26.7㌔、南北18.5㌔にわたり大小40余りの島々で構成される諸島である。 このうち、人が住んでいる島は、家島、坊勢島、男鹿島、西島の4島で、古くから花崗岩の採石、海運業、漁業などを生業としてきた島々である。 家島という地名...
合わせ調味料で「時短お節」 常備したい「かえし」と「甘酢」 タカコナカムラ...
お節料理の「節(せち)」とは「節日(せちにち)」のことを指します。節日は季節の変わり目に当たる祝日で、昔は節日には朝廷で節会(せちえ)という宴が催されていました。 神様が到来する節の日に神様に供える供御のことを「節供」と言いました。 正月が最も重要な節の日であるため、年神に供える料理を「節供料理」...
見た目は地味でもリッチな味わい 欧州伝統のクリスマス菓子 畑中三応子 食文化...
クリスマスケーキ商戦が佳境に入っている。今年は家でちょっとぜいたくに祝う人の増加が予想されるためか、有名ホテルやデパート、洋菓子店は、例年に増して豪華さを競っているようだ。 予約は10月に始まり、インターネットとカタログでの注文が中心なので、まずは見た目重視とばかり、奇抜で斬新なデザインが多いこと...
ワイン選びという冒険 石田敦子 エノテカ バイヤー
日々の生活の中で、私たちはたくさんの「選択」をしているが、「ワイン選び」は、ハードルが高く、そもそも選ばない、という方はまだまだ多いだろう。 どう選べばよいのか。どうレストランでオーダーすればよいのか。 値段、味わい、どれが自分に合っているのか。ワインは日常的というよりも、限られた人たちが楽しむ嗜...
家庭でもオススメは一人鍋? 消えた"鍋を囲む風景" タカコナカムラ ホールフ...
冬の料理といえば「鍋料理」ですが、家族や仲間たちと鍋をつつきながら一杯という風景は幻となりつつあります。 コロナ禍で、忘年会も激減、鍋料理は一人ずつ小さい鍋で食べるようになり、鍋を囲む風景が消えたのではないと考えています。(写真:ホールフード協会提供) 鍋料理が近年、激変していると感じています。鍋...
「和牛の羊肉」ってなに? 謎の都・豪キャンベラの和食事情
オーストラリア・キャンベラの和食事情について、同地にある在豪日本大使館の経済班・広報文化班が報告する。 農業に関するトリビアを御紹介したいと思います。キャンベラは、シドニー、メルボルン間でややシドニー寄りに位置する人口35万人の首都です。政治と行政の中心ですが、商業や観光では目立たない存在で、出張...