消えゆく魚庭(なにわ)の老舗 木下祐輔 アジア太平洋研究所調査役
新型コロナウイルス感染症をめぐる政府の緊急事態宣言は解除されたが、われわれは完全に宣言以前の世界に戻れるわけではない。今後は各人が感染防止のための努力を続けつつ、社会活動を段階的に本格稼働させていくことが求められる。 こうした中、関西に住む人間にとって衝撃的なニュースが飛び込んできた。大阪市内に...
新型コロナで花の産業構造が変わる 業務用の需要が蒸発、長期化の恐れ
新型コロナウイルスの感染拡大は、2月のバレンタインデーの時期から始まり、3月の卒業式、4月の入学・入社式、5月の母の日まで、花の最盛期とぴったりと重なった。東京五輪・パラリンピックに向けて準備を積み重ねてきただけに、開催の1年先送りのダメージは深刻だ。 営業自粛で業務用の需要がごっそりと消滅し...
「白」が売れない 「大田花き」の磯村信夫社長に聞く
新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている花産業について、「大田花き」の磯村信夫社長(写真)に聞いた。 ―花に関連する業界が苦境に陥っている。 新型コロナによりイベントが相次いで中止となり、4月中旬以降、「鉢物3本立て胡蝶蘭」に代表される高額品が売れなくなった。葬儀も小規模になり、全体的...
やまと豚が6年連続で三つ星 今年のITI審査
豚肉製造・販売のブリーデン(神奈川県平塚市)は11日、自社生産の「やまと豚」がベルギーで開かれた国際味覚審査機構(ITI)の2020年度審査会で、優秀味覚賞の最上位である「三つ星」を獲得したと発表した。日本勢出品の国産豚肉としては初の6年連続受賞という。 同時出品の「骨付ハム」も4年連続で「三つ...
省エネ進めた冷凍冷蔵ショーケース オカムラ「Fontana-Neo」
オカムラは消費電力を抑えた店舗向けの冷凍冷蔵ショーケース「Fontana-Neo(フォンターナネオ)」を売り出したと17日発表した。 エアカーテンの吹き出し位置の改善や、庫内温度計測の精度向上により消費電力を抑えるなど省エネ性能を上げ、冷凍負荷を従来品より15%削減した。庫内色のホワイトを刷新し...
流通大手、水産エコラベル強化 持続可能な水産資源目指す
大手スーパーが「水産エコラベル」商品に力を入れている。水産エコラベルは水産資源の持続的利用や環境に配慮した漁業・養殖業を確認するための認証システムだ。漁業、養殖の生産段階認証、流通加工段階認証(CoC)がある。 課題は消費者の意識とされる中、流通業界は水産エコラベルを表示した商品の取り扱いや、...