輸出基盤強化資金を初融資 日本公庫、ハラル認証の食肉処理施設
日本政策金融公庫は11月11日、宮崎県西都市の食肉処理業「SEミート宮崎」に、農林水産物・食品輸出基盤強化資金として10億円を融資したと発表した。同資金の融資は今年5月に成立した改正農林水産物・食品輸出促進法に基づく新たな制度で、初の適用となる。 SEミート宮崎(有田米増社長)は、2024年にハラ...
豪の日本酒市場が急拡大 酒フェス盛況、販路多様に NNAオーストラリア
オーストラリアのシドニーで、約200種類の日本酒の利き酒や日本の酒蔵および地場の販売業者などと商談ができるイベント「酒フェスティバル2022」が10月1日に開催された。前売券はすぐに完売し、当日は定員を超える1000人以上が来場するなど、近年の日本酒ブームを彷彿とさせる盛り上がりを見せた。(写真)...
何がめでたい「1兆円突破」 本質問われる農産物輸出 アグリラボ所長コラム
コロナ禍が長期化し自炊する機会が増えた。「週末ぐらいたまには、すき焼きも悪くない」と買い物に出掛けたが、手に取った国産和牛を戻してオーストラリア産に変更。デザートもシャインマスカットは値段を見ただけで隣に並ぶチリ産レッドグローブを選んだ。「貿易の自由化で消費者の選択肢が増える」という状況は、本当に...
農業は成長戦略の草刈り場か 参院選へ議論を 小視曽四郎 農政ジャーナリスト
10月末の総選挙後、知り合いの農業関係者の口ぶりは総じてさえない。「選挙が終わって政府や自民党はコメ問題はもう終わったような気でいる」「規制改革会議は改組といったのに何もなし。これじゃ票だけもらう、やるやる詐欺だ」などのボヤき節だ。 9年近い「安倍・菅」政権による、新自由主義の弊害からの転換だの、...
立ちはだかった「検疫の壁」 豪州向け岐阜イチゴ、戦略見直し必要 アグリラボ所...
イチゴの輸出が絶好調だ。香港、台湾、シンガポール向けを中心に今年1~3月期は前年同期比99.6%増とほぼ倍増し1235㌧。3カ月間で昨年1年間の輸出(1179㌧)を上回った。甘くて大粒で柔らかい点が富裕層に人気がある。ただ昨年8月に解禁されたオーストラリア向け輸出は苦戦した。どこに問題があるのだろ...
連携強める日豪の農業ビジネス 豪政府、州関係者座談会(上) NNAオーストラ...
昨年のオージービーフの最大の輸出先が日本となった一方で、日本産のイチゴが初めてオーストラリアに輸出されるなど、農産物貿易を巡る日豪のつながりがより強固になってきた。日本のビジネスにとって、オーストラリアの農業や市場の魅力とは何か、そしてその先にあるアジア市場をどう見るか。東京に駐日事務所を置く各州...