人口減少時代の水道事業 藤波匠 日本総合研究所調査部上席主任研究員 連載「よん...
全国の水道事業が曲がり角を迎えています。過疎地域を抱える水道事業者は、給水人口の減少で事業の収益が低迷し、既存の水道施設の更新に踏み出せない状況です。 厚生労働省では、小規模集落を対象とした〝運搬送水〟を一つの選択肢に位置づけようとしています。運搬送水とは、取水、浄水、配水の各設備をフルセットで保...
政府備蓄米を維持し、気候変動に対処せよ 小視曽四郎 農政ジャーナリスト 連載...
世界の平均気温や海水温が相次いで過去最高を記録し、日本の夏の平均気温も125年前の統計開始以来、最高の見込みという。クーラーを持つ人間はともかく、米などの穀物や野菜、家畜などはこれから5年後、10年後、どう夏場を越していくのかと心配になる。(写真はイメージ) 当然、この猛暑は現在、検証中の農業基本...
岸田再改造内閣が始動 週間ニュースダイジェスト(9月10日~16日)
▼食料危機時に生産転換指示 農業基本法改正へ(9月11日) 農林水産省の有識者会議は「食料・農業・農村基本法」の見直しに関する最終取りまとめを決定し、野村哲郎農相に答申した。食料危機時に生産転換や流通規制を指示する体制の検討や、食料安全保障の強化に向けて農産品の国内生産の拡大や価格転嫁の推進を提言...
良食に最適な「豆」 安武郁子 食育実践ジャーナリスト 連載「口福の源」
暑い夏といえば、生ビールでしょうか? 最近は健康志向の高まりもあり、低カロリーでプリン体がほとんど含まれないハイボールも人気ですね。いずれにしても、夏のおつまみといえば、旬の野菜である枝豆。取れたて、でたての枝豆がぜいたくでおいしい季節です。 枝豆と大豆、見た目は異なりますが、実は同じ野菜。若いう...
「サードプレイス」を求めて 心地よい福井県坂井市の施設」 沼尾波子 東洋大学教...
人々のつながりの希薄化を背景に、社会において、家庭でも職場・学校でもない第3の居場所(=サードプレイス)の存在が注目される。 サードプレイスという概念は米国の社会学者レイ・オルデンバーグの著書「The Great Good Place」(忠平美幸訳「サードプレイスーコミュニティの核になる『とびきり...
港町から広がる多様な共創 中川めぐみ ウオー代表取締役 連載「グリーン&ブル...
「競争より共創を」。そんな言葉を多くの機会で聞くようになりました。共創とは、多様な立場・価値観の人々が、協働しながら新たな価値創造や課題解決に取り組むこと。深刻な課題を多く抱える水産業界にとって、共創力は重要度を増していくでしょう。(写真はイメージ) そんな共創力を発揮して、地域水産の消えかかった...