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被災地に向き合う〝よそ者〟駅長  山田昌邦 共同通信福島支局長の写真

被災地に向き合う〝よそ者〟駅長  山田昌邦 共同通信福島支局長

福島県沿岸部の浪江町。この町役場の北側に8月、「道の駅なみえ」がオープンし、町内外から多くの人が訪れている。木材を多用した施設には地元産の野菜や生花、鮮魚のほか、伝統工芸の陶器「大堀相馬焼」なども並ぶ。来訪者がくつろげる談話室もあり、ガラス張りのフードテラスでは、2013年のB級グルメグランプリ1...

コロナがもたらす明るい兆し  大西かおり NPO法人大杉谷自然学校校長の写真

コロナがもたらす明るい兆し  大西かおり NPO法人大杉谷自然学校校長

夏の繁忙期だというのに、筆者が校長を務める大杉谷自然学校(三重県大台町)では宿泊を伴うキャンプをすべて中止にした。新型コロナウイルス感染防止のためだ。現在、実施する一般向け体験は、日帰りの家族向け川遊びだけである。全日満員だったが、ここ2週間でコロナ由来のキャンセルが相次いだ。 一方、政府の「Go...

「密」と「にぎわい」  陣内純英 西海みずき信用組合理事長の写真

「密」と「にぎわい」  陣内純英 西海みずき信用組合理事長

長崎県佐世保市のアーケード商店街は、直線につながったアーケードとして日本一だ。西海みずき信用組合の旧本店は、その一角にあった。 一般に金融機関の店舗は、平日午後3時以降と土、日曜日は閉まっている。商店街のにぎわいに水を差す存在だ。 ようやく昨年秋に本店を移転。その跡を空き家にすることなく、食と陶器...

原発事故乗り越え自然栽培  山田昌邦 共同通信福島支局長の写真

原発事故乗り越え自然栽培  山田昌邦 共同通信福島支局長

「あの事故の後、この土地から去って行った者はいたけど、入ってきたのはあんたぐらいだ」 福島県北部の伊達市で、農薬も肥料も使わない自然栽培の農園「フェルムナチュレール・コクブン」を営む国分喜行さん(47)は、営農を始めた9年前、周りの農家に言われた言葉を思い出し、日焼けした顔に笑みを浮かべた。(写真...

隠された財産を守る 里山と共生する生活  共同通信アグリラボ所長 石井勇人の写真

隠された財産を守る 里山と共生する生活  共同通信アグリラボ所長 石井勇人

(群馬県みなかみ町の豊かな里山は「隠れた財産」の宝庫だ) JR新幹線の回数券などを扱うチケット店で、7月中旬にちょっとした「異変」が起きた。「Go Toトラベル・キャンペーン」から東京都が除外されることが決まり、23日からの連休中に有効期限を迎える東京発着チケットの相場が急落したのだ。東京・新橋のあ...

タクシーでお弁当デリバリー  陣内純英 西海みずき信用組合理事長の写真

タクシーでお弁当デリバリー  陣内純英 西海みずき信用組合理事長

(させぼタク配のロゴ=西海みずき信用組合クリエーター西信好真が作成) 新型コロナウイルス感染症の影響を何とか乗り切ろうと、多くの飲食店がテークアウトに乗り出している。ただ、お弁当を作るのはいいが、配達の手が足りない。ここ長崎県佐世保市にはウーバーイーツも出前館も進出していない。そこで当信用組合のクリ...