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パイオニア精神受け継ぐ  豚骨ラーメン三馬路  小川祥平 登山専門誌「のぼろ」編集長の写真

パイオニア精神受け継ぐ  豚骨ラーメン三馬路  小川祥平 登山専門誌「のぼろ」編...

福岡市内で最初の豚骨ラーメン店は、1940(昭和15)年ごろに中洲で開業した屋台「三馬路(さんまろ)」とされる。豚骨発祥の店「南京千両」(福岡県久留米市)は横浜の南京街の味をヒントにしたのだが、こちらは本場の中国の味を持ち込んだようだ。 創業者は森堅太郎さん。それまで大陸を渡り歩いた森さんがデパー...

元サムライも牧場経営  近代酪農発祥の地・東京  畑中三応子 食文化研究家の写真

元サムライも牧場経営  近代酪農発祥の地・東京  畑中三応子 食文化研究家

3月末から4月頭にかけて、コンビニ各社が牛乳を値引き販売した。春休み、大型連休で学校給食がなくなり、生乳が再び廃棄される懸念が浮上したためだ。あるスーパーは1リットルパックを100円で売っていて、あまりの安さに衝撃を受けた。 全国の酪農家戸数は1963年の約42万戸から、2020年には約1万400...

百貨店食堂「見本棚」で集客  実物見る安心感  植原綾香 近代食文化研究家の写真

百貨店食堂「見本棚」で集客  実物見る安心感  植原綾香 近代食文化研究家

舌平目のムニエルと聞くと伊丹十三監督の映画「タンポポ」のワンシーンを思い出す。 お偉いさん一行がフランス料理で注文する場面。ウエーターから差し出された横文字だらけのメニューが理解できず、全員が同じ舌平目のムニエルを注文していく。最後はいかにも間抜けそうな下っ端がウエーターと話しながら注文を決めてい...

明日に架ける橋  鹿児島県の獅子島  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

明日に架ける橋  鹿児島県の獅子島  小島愛之助 日本離島センター専務理事

九州新幹線出水駅から車で約70分の位置にある諸浦島の諸浦港からカーフェリー「フェリーロザリオ」で20分、面積約17平方㌔に約700人が住んでいる獅子島は、鹿児島県最北端の有人離島である。 獅子島へのアクセス方法は他にも天草市中田港からのフェリー(30分)と水俣港からの旅客船ししじま(30分)の2ル...

氷上ワカサギ釣りに挑む  赤城山の湖・大沼  眉村孝 作家の写真

氷上ワカサギ釣りに挑む  赤城山の湖・大沼  眉村孝 作家

今年の冬は寒かった。新潟県津南町では2月24日に、419㌢と観測史上最深の積雪を記録した。気象庁によると、全国331の観測地点のうち、最深積雪の記録を更新した地点が12もあったという。 寒い冬が得意なわけではないが、雪や氷の上でのアクティビティーには目がない。「このコラムのネタにできるかも」という...

ポスト・マリトッツォは?  イタリア菓子の素朴な魅力  畑中三応子 食文化研究家の写真

ポスト・マリトッツォは?  イタリア菓子の素朴な魅力  畑中三応子 食文化研究家

その年を象徴する食品や料理を選ぶクックパッド「食トレンド大賞2021」で、「オートミールごはん」に大賞は譲ったものの、順当に入賞を果たしたのが「マリトッツォ」。ローマ発祥のパン菓子である。ぐるなび総研「今年の一皿」でも、軍配は「アルコールテイスト飲料」に上がったが、有力候補だった。 笑い顔のように...

椀に広がる楽しみ  懐中汁粉の魅力  植原綾香 近代食文化研究家の写真

椀に広がる楽しみ  懐中汁粉の魅力  植原綾香 近代食文化研究家

湯を注いでお手軽おいしいといえばカップラーメンが思い浮かぶが、湯を注いで食べる楽しみには意外と歴史があり、戦前に楽しまれたものの一つに懐中汁粉がある。 今でもスーパーや和菓子店で購入できるが、もなかの中に乾燥させたさらしあんが入っており、熱水で即席汁粉が完成する。 正確な起源は不明だが、1888(...

身の締まった真サバが魅力  長崎・福江島の鬼鯖鮨  小島愛之助 日本離島センター専務理事の写真

身の締まった真サバが魅力  長崎・福江島の鬼鯖鮨  小島愛之助 日本離島センター...

今回の舞台は長崎県五島市の主島・福江島、人口は3万4419人で全国の離島で5番目に多く、面積は326.31平方㌔で6番目に大きい外海離島である。 南西部の玉之浦や東部の岐宿、福江はリアス式海岸で複雑な海岸線を持っている。一方、西側の東シナ海に面した地域では海食崖が発達している。 島の南東部には福江...

土佐の洗礼  「どろめ」「のれそれ」とは  眉村孝 作家の写真

土佐の洗礼  「どろめ」「のれそれ」とは  眉村孝 作家

「お姉さん、どろめに、のれそれをお願い」 今から20年ほど前の春、東京から高知市へ赴任したばかりのころだ。高知市のお隣、南国市で病院を経営するおんちゃん(土佐弁で「おじさん」の意味)とふとしたきっかけで知り合いになり、早速飲むことになった。 おんちゃんが指定した、高知市中心部にある「タマテ」という...