食べ物語

   

グルメ

「山ごはん」の至福  長者原のとり天・だんご汁  眉村孝 作家の写真

「山ごはん」の至福  長者原のとり天・だんご汁  眉村孝 作家

 山ごはんが好きだ。  狭い意味での山ごはんとは「登山で山頂に到達したときに食べる食事のこと」だろうか。どんな山でも、頂上に着くころには空腹でおなかがなっている。頂上で食べる食事は普段より数割増しのおいしさを感じる。  「山で自炊してこそ山ごはん」と力説する人もいる...

平麺とこってりスープは変わらず  思い出のラーメン「赤のれん」  小川祥平 登山専門誌「のぼろ」編集長の写真

平麺とこってりスープは変わらず  思い出のラーメン「赤のれん」  小川祥平 登山...

 誰にでも「思い出の店」なるものがあるはずだ。親に連れられていった。友人と入り浸った。1人で何度も通ったー。そんな店は、味だけではなく、なにかの記憶と結びついている場合も多い。ぼくにとってのそれは「元祖赤のれん 節ちゃんラーメン」(福岡市中央区)である。  一番通ったのは中高時代...

しっかり麺をアツアツで  長崎・五島の

しっかり麺をアツアツで  長崎・五島の"地獄炊き"  小島愛之助 日本離島センタ...

 皆さんは日本の三大うどんをご存じだろうか? 香川県の讃岐うどん、秋田県の稲庭うどん、とここまでは誰も異論がないところだろう。しかし3番目は?となると諸説があるようである。  長崎県の五島うどん、群馬県の水沢うどん、富山県の氷見うどんがそれである。ということで、今回は、「3番目」...

ピートロを「もう1皿」  前橋で楽しんだ豚ホルモン  眉村孝 作家の写真

ピートロを「もう1皿」  前橋で楽しんだ豚ホルモン  眉村孝 作家

 2月下旬に学生時代の友人と訪れた赤城山・大沼(前橋市)。氷上ワカサギ釣りに難儀したものの、大沼で捕れたワカサギのフライを食べることができた。経緯は先日とりあげた通りだ。 <a href="https://agrilab.kyodo.co.jp/foodstory/20...

パイオニア精神受け継ぐ  豚骨ラーメン三馬路  小川祥平 登山専門誌「のぼろ」編集長の写真

パイオニア精神受け継ぐ  豚骨ラーメン三馬路  小川祥平 登山専門誌「のぼろ」編...

 福岡市内で最初の豚骨ラーメン店は、1940(昭和15)年ごろに中洲で開業した屋台「三馬路(さんまろ)」とされる。豚骨発祥の店「南京千両」(福岡県久留米市)は横浜の南京街の味をヒントにしたのだが、こちらは本場の中国の味を持ち込んだようだ。  ...

氷上ワカサギ釣りに挑む  赤城山の湖・大沼  眉村孝 作家の写真

氷上ワカサギ釣りに挑む  赤城山の湖・大沼  眉村孝 作家

 今年の冬は寒かった。新潟県津南町では2月24日に、419㌢と観測史上最深の積雪を記録した。気象庁によると、全国331の観測地点のうち、最深積雪の記録を更新した地点が12もあったという。  寒い冬が得意なわけではないが、雪や氷の...

偶然の白濁スープ  小倉「來々軒」1951年創業  小川祥平 西日本新聞社出版グループの写真

偶然の白濁スープ  小倉「來々軒」1951年創業  小川祥平 西日本新聞社出版グ...

 豚骨ラーメンって何だろうと考える。明治期に横浜・南京街で食べられていたラウメンは豚骨を使っていた。長崎チャンポンも沖縄そばも同じ。ただそれを豚骨ラーメンとは呼ばない。多くの人は豚骨ラーメンに白濁したスープを結びつけているのかもしれない。「豚骨=白濁」であるならば、始まりは北九州市小倉北区の「...

ポスト・マリトッツォは?  イタリア菓子の素朴な魅力  畑中三応子 食文化研究家の写真

ポスト・マリトッツォは?  イタリア菓子の素朴な魅力  畑中三応子 食文化研究家

 その年を象徴する食品や料理を選ぶクックパッド「食トレンド大賞2021」で、「オートミールごはん」に大賞は譲ったものの、順当に入賞を果たしたのが「マリトッツォ」。ローマ発祥のパン菓子である。ぐるなび総研「今年の一皿」でも、軍配は「アルコールテイスト飲料」に上がったが、有力候補だった。 ...

椀に広がる楽しみ  懐中汁粉の魅力  植原綾香 近代食文化研究家の写真

椀に広がる楽しみ  懐中汁粉の魅力  植原綾香 近代食文化研究家

 湯を注いでお手軽おいしいといえばカップラーメンが思い浮かぶが、湯を注いで食べる楽しみには意外と歴史があり、戦前に楽しまれたものの一つに懐中汁粉がある。  今でもスーパーや和菓子店で購入できるが、もなかの中に乾燥させたさらしあんが入っており、...