「動物福祉」先行する欧州 デンマーク、母子豚放牧の現場 共同通信アグリラボ所...
家畜をできるだけ恐怖や苦痛などストレスが少ない環境で育てる「動物福祉(アニマルウェルフェア)」の考え方が国際的に広がり、農林水産省も動物福祉の指針の策定を進めている。養豚を例に、動物福祉の分野で先行するデンマークの事情を報告する。(写真:動物福祉を重視して母子ともに放牧するデンマークの養豚場=ユト...
舌やイデオロギーに普遍性はない マックのロシア撤退に思う 岡田充 共同通信客...
「マクドナルド(マック)が全ロシア店を閉鎖」。ロシアのウクライナ侵攻(2月24日)から2週間余りたった3月9日、ロシアで850店舗を経営する米マクドナルドがロシアからの撤退を発表した。その翌日には日本のファーストリテイリング(ファストリ)が、ロシアにある「ユニクロ」全50店の営業停止を決めた。(写...
問題視される技能実習制度 米国務省の人身売買報告書 共同通信アグリラボ所長 ...
「多様性と調和」をコンセプトの1つに掲げた東京2020(五輪・パラリンピック)が終わり、人権についての認識が深まったと期待したい。この開幕直前のタイミングで米政府が公表した人身売買に関する報告書は、外国人労働者の人権について問題を指摘しており、農業生産にも直結する身近な課題として真剣に受け止めるべ...
「鎖国」に戻る気か コメ先物市場の消滅 共同通信アグリラボ所長 石井勇人
大阪堂島商品取引所が申請したコメ先物取引の本上場が8月6日に不認可となった。同取引所は試験上場の延長を申請しないため、国内唯一のコメ先物は上場廃止となり、来年6月に消滅する。 この唐突な結論に至るまでの経緯は謎だらけだ。農林水産省は「認可基準に不適合な点がある」と申請を葬り去り、上場廃止によるメリ...
すしに感謝 半沢隆実 共同通信ワシントン支局長
やっぱり和食はありがたい。 テークアウト王国である米国では、新型コロナウイルス感染防止のため営業を規制されているレストランが持ち帰り営業を強化しており、おなじみのハンバーガーから中華、シーフードまで多彩な食事が手頃な価格で楽しめる。 ただ、どうしても飽きがきてしまう。どんなにおいしくても脂っこい味...
身近になった「代替肉」 タンパク質が足りなくなる? 畑中三応子 食文化研究家
いよいよ「代替肉」が身近な食べ物になってきた。「フードテック」という用語も、耳にすることが多くなっている。食(フード)と科学技術(テクノロジー)を合わせた造語である。(上の写真はイメージ) 欧米では先端テクノロジーを駆使した食料生産と食品加工、調理やサービスの開発などが急速に発達している。この分野...