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食品ロス

すぐ食べるなら手前から  野々村真希 農学博士  連載「口福の源」の写真

すぐ食べるなら手前から  野々村真希 農学博士  連載「口福の源」

スーパーやコンビニで牛乳を買う時、商品棚の手前から取る? それとも奥から? 奥にある牛乳のほうが賞味期限までの期間が長いし、誰も触っていなさそうだし...などの理由で、奥から取る人は少なくない。私も恥ずかしながら子どものころは、棚の奥にあるパンのほうが新鮮でおいしそうだからという理由で、棚の奥を漁...

食べ残したら持ち帰る  野々村真希 農学博士  連載「口福の源」の写真

食べ残したら持ち帰る  野々村真希 農学博士  連載「口福の源」

飲食店で注文するとき、何を食べるかと同じくらい、食べきれるかどうかを気にしてしまう。年を取って食べられる量が減ってきて、無理に完食するとおなかが痛くなるからだ。お皿に食べ残したまま店を出るのは何とか避けたいので、近頃は持ち帰り用の容器を持っていくことにしている。 いっぽう周りを見渡してみると、そん...

「一人一人の食料安保」  新たな定義に政策転換を期待  アグリラボ所長コラムの写真

「一人一人の食料安保」  新たな定義に政策転換を期待  アグリラボ所長コラム

食料・農業・農村基本法の見直しを議論してきた農林水産省の基本法検証部会(部会長・中嶋康博東大大学院教授)は5月29日、野村哲郎農相に中間取りまとめを提出した。同省は意見の募集や地方説明会を経て、「農政の憲法」とも言われる基本法の改正を目指す。 中間取りまとめの中で特筆すべき点は、食料安全保障につい...

「農業版・新しい資本主義」は実現するか  フランス制度の研究始まる  アグリラボ所長コラムの写真

「農業版・新しい資本主義」は実現するか  フランス制度の研究始まる  アグリラボ...

農林水産省が農産物や食品の「買い叩き」を規制するフランスの制度の調査・研究を始めている。価格の形成を市場に任せず、規制を重視する点で「新しい資本主義」と言える。問題はその実現性だ。 10月28日に岸田文雄首相が発表した総合経済対策には驚いた。20兆円規模といわれていた2022年度第2次補正予算は、...

常温で91日保存できる  明治の北海道産100%牛乳の写真

常温で91日保存できる  明治の北海道産100%牛乳

明治(東京都中央区)は北海道産生乳を100%使用し、常温で91日の長期保存ができる「明治特選北海道牛乳」(写真)を17日、全国発売した。 全国出荷額の5割を占める北海道産生乳の需要拡大に貢献でき、高温での殺菌や無菌状態での製造により長期保存が可能なため、まとめ買いによる保存にも便利で、食品ロス削減...

普及始まるアクアポニックス  環境意識の高まりで  魚養殖と野菜栽培の一石二鳥の写真

普及始まるアクアポニックス  環境意識の高まりで  魚養殖と野菜栽培の一石二鳥

魚の養殖と野菜などの水耕栽培を融合したアクアポニックスが、日本でも普及しそうだ。飼料や肥料を減らし、都市部での生産が可能で工場などの排熱や遊休地を有効利用して「地産地消」を実践できるため、効率的な生産と環境への配慮を両立する持続可能な食料生産として、各地で起業が相次いでいる。 アクアポニックス(A...