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すし人気が圧倒的  訪日外国人からみた日本の「食」  農林中金が調査

2023.04.27

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すし人気が圧倒的  訪日外国人からみた日本の「食」  農林中金が調査の写真

 農林中央金庫が4月27日に公表した「訪日外国人からみた日本の"食"に関する調査」によると、「最もおいしかった日本の料理」などすべての設問で「すし」が1位となり、圧倒的な人気の高さを裏付けた。2番手は「ステーキ・焼肉」「天ぷら」「鍋料理」「ラーメン」「焼き鳥」など出身国で異なり混線模様だ。(写真はイメージ)

 調査はこの10年以内に日本に滞在したことのある5カ国(米、英、フランス、中国、韓国)の1200人を対象に、3月20~27日に実施。日本の食事マナーで印象に残ることは「食前食後に挨拶をする」、日本の食について驚いたこと・感心したことは「味がおいしい」が、それぞれ1位だった。

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 すしは「滞在時に食べた日本の料理」(68.3%)、「また日本に行ったら何が食べたいか」(58.7%)、「自国で知られている日本の料理」(56.3%)、「初めて食べた日本の料理」(26.5%)、「自国で最も人気がある日本の料理」(26.0%)、「最もおいしかった日本の料理」(19.4%)「自国で最も食べたいと思う日本の料理」(16.8%)の各設問で、いずれも1位だった。

 食材に着目して質問した「滞在時に食べた日本ならではの食材」では、「わさび」(49.0%)がトップ。このうち初めて食べた食材の1位は「松茸」(19.0%)、最もおいしかった食材の1位は「生魚」(13.9%)だった。「自国で知られている日本の食品・食材」も「魚(マグロ・カツオ・サバ・イワシ)」(48.7%)が1位だった。

 すし以外では何に関心があるのかをみるために、「また日本に行ったら何が食べたいか」の2位に着目すると、米国「ステーキ・焼肉」(49.0%)、中国「ステーキ・焼肉」(38.3%)、英国「天ぷら」「鍋料理」(ともに42.0%)、フランス「ラーメン」「焼き鳥」(ともに43.9%)、韓国「ラーメン」(43.8%)と、国ごとに大きく異なる。

 「おいしかった食材」も、米国、中国、韓国は「生魚」がトップだったが、英国は「松茸」、フランスは「餅」だった。「滞在時に食べた日本の料理のうち、おいしかった料理」を国別にみると、ほとんどの国ですしが1位だが、中国は「うなぎ・うな重」(11.7%)がトップで、すし(7.0%)は「刺身」(11.3%)に次ぐ3位だった。

 すしを「卒業」した訪日外国人に対応するには、出身国や訪日頻度などそれぞれの事情を踏まえた、きめ細かい対応が必要になりそうだ。農林中央金庫は今回の調査を含め、2004年から毎年「『世代をつなぐ食』その実態と意識」に関し調査している。

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