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田園・地方分散

手仕事が支える暮らし  民芸館から学ぶ  田中夏子 長野県高齢者生協理事長の写真

手仕事が支える暮らし  民芸館から学ぶ  田中夏子 長野県高齢者生協理事長

地元の長野県佐久で、私が足しげく通う場所の一つが「平和と手仕事 多津衛民芸館」(以下「民芸館」と表記)です。1995年夏、多くの市民が思いと労力、資金を寄せて建設された館で、初代の館長さんは小林多津衛さん(1896~2001年)。民芸館の活動については、ぜひ同館のウェブサイトをご覧ください。 私も...

相手を説得するリーダーシップが必要  市町村長アンケートから提言  NIRA総研の写真

相手を説得するリーダーシップが必要  市町村長アンケートから提言  NIRA総研

公益財団法人NIRA総合研究開発機構(NIRA総研)がこのほど公表した研究報告書「人口減少社会に挑む市町村長の実像と求められるリーダーシップ」は、全国の市町村長は総じて関係者の説得に努力する勤勉なタイプが多いものの、その性格が実際の行政に生かされていないと分析した。報告書は「自分の考えを伝えて、相...

地域をキャンパスに  リーダー育成の取り組み  陣内純英 西海みずき信用組合理事長の写真

地域をキャンパスに  リーダー育成の取り組み  陣内純英 西海みずき信用組合理事...

私たちの信用組合では、長崎県立大のカリキュラムの運営に協力することにした。約300人の学生がチームに別れ地域の企業に出向き、経営課題を把握し、その解決に向け調査分析し提言をまとめるという内容だ。 地元企業に協力を呼びかけたところ、ぜひ若い人の考えを聞きたいと、多くの企業の手が挙がった。当組合自身に...

マルチワーカーが地域「編む」  認定1号の島根県海士町  沼尾波子 東洋大学教授の写真

マルチワーカーが地域「編む」  認定1号の島根県海士町  沼尾波子 東洋大学教授

人口減少が進む地方の担い手不足は深刻だ。その対抗策として政府は、特定地域づくり事業協同組合に対する支援制度を創設した。これは、人口急減により人材確保が難しい地域に対し、季節ごとの労働需要などに応じて、複数の事業者で従事するマルチワーカーの労働者派遣事業などを行う組合への支援を行うものである。202...

デザイン力で魅力アップ  洗練度競う自治体アンテナショップ  畠田千鶴 地域活性化センターの写真

デザイン力で魅力アップ  洗練度競う自治体アンテナショップ  畠田千鶴 地域活性...

スタイリッシュで洗練された自治体のアンテナショップが、東京都内に増えている。2002年にオープンした「ふくい南青山291」を皮切りに、「坐来大分」「奈良まほろば館」など出店が相次いでいる。 居心地が良く、商品の説明を聞いてゆっくり買い物ができ、厳選した地元食材の料理や地酒でもてなしてくれるレストラ...

越冬する新しい稲作  小規模栽培向け、普及始まる  共同通信アグリラボ所長 石井勇人の写真

越冬する新しい稲作  小規模栽培向け、普及始まる  共同通信アグリラボ所長 石井...

秋に刈り取った稲の株を越冬させ、数年連続で収穫する稲の栽培技術を、神奈川県の篤農家が開発し、普及活動を始めた。耕さず、田植えもせず、肥料も与えず、環境との調和を実現でき、特別な技術も不要なため、自分で栽培して自家消費したい人や、何らかの副業をしながら営農する「半農半X」の小規模な稲作にはぴったりだ...