マレーシアと食品輸出支援の枠組み 日本政府、イスラム圏では初 NNA
日本政府は5月2日、マレーシアで日本食の普及拡大と日本産農林水産物・食品の輸出拡大を推進する枠組み「食品輸出支援プラットフォーム」を立ち上げた。世界9カ国・地域目だが、イスラム圏での設置は初めて。ハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)への対応などを支援し、イスラム圏での日本食や日本産農林水産物・...
なぜ売れる「おにぎり」 畑中三応子 食文化研究家 連載「口福の源」
ここ数年、おにぎりがブームだ。全国で専門店が急増し、ぐるなび総研の2023年「今年の一皿」には「ご馳走おにぎり」が選ばれた。(写真はイメージ) 家庭料理では、15年に「おにぎらず」が大ヒットした。外食と中食では「ミシュランガイド東京2019」に初めて「おにぎり浅草宿六(やどろく)」が掲載されたこと...
空き家、最多900万戸 週間ニュースダイジェスト(4月28日~5月4日)
▼衆院3補選、自民全敗 擁立の島根、大差で落とす(4月28日) 衆院3補欠選挙の投開票があり、自民党が全敗した。唯一、与野党対決となった島根1区で立憲民主党元職が当選。自民は派閥の政治資金パーティー裏金事件の逆風を受け、東京15区と長崎3区で独自候補を擁立できず異例の不戦敗に追い込まれた上、島根1...
日本の中の海外 森下晶美 東洋大学国際観光学部教授 連載「よんななエコノミ...
コロナ禍の旅行制限の影響もあって4年ぶりに成田空港を訪れた。今回は旅行のためではなく、空港施設の視察をさせていただいたのだが、旅行者や施設などがずいぶん様変わりしているのに驚いた。 まず、空港にいる旅行者は圧倒的に外国人。数字上でインバウンド旅行者数はコロナ禍前の水準に回復したものの、日本人の海外...
スペインの食卓に戻った名産アンチョビ 佐々木ひろこ フードジャーナリスト 連...
久しぶりにヨーロッパを訪れたこの春、スペイン・グラナダの街角で懐かしい〝顔〟に出合った。スペイン北部に広がるカンタブリア海のアンチョビだ。 アンチョビとは、カタクチイワシの塩漬けのこと。頭と内臓を除いて開いた新鮮なカタクチイワシを塩漬けにし、発酵・熟成の後にオリーブオイルを注いで保存した缶詰や瓶詰...
生ごみのリサイクル 野々村真希 農学博士 連載「口福の源」
ごみとして捨てざるを得なかったものが、自然界の微生物の力によって実質的に価値のあるものに生まれ変わるって、なんて有意義で豊かなんだろう。今年の初めに訪れた山形県長井市の生ごみ堆肥化施設「長井市レインボープランコンポストセンター」で、山盛りになったフカフカの堆肥を見てそう強く思った。 長井市は、市内...