25府県がカメムシ注意報 週間ニュースダイジェスト(5月19日~5月25日)
2024.05.28
▼大手賃上げ、過去最高 5.58%、経団連集計(5月20日)
経団連が発表した2024年春闘の第1回集計によると、定期昇給やベースアップを含む大手企業の月給の賃上げ率は平均5.58%となった。第1回ベースでは、比較可能な1992年以降で過去最高。歴史的な物価高に対抗するため、多くの企業が労働組合の要求に満額回答するなど積極的な賃上げに動いた。
▼25府県がカメムシ注意報 大量発生、果物被害懸念(5月21日)
リンゴやナシ、モモなど幅広い果物に被害をもたらす果樹カメムシ類が今年は大量発生し、注意報を発令した自治体が例年を大きく上回る25府県に達したことが農林水産省の調べで分かった。通常は少ない春先から各地で多数確認される異常事態で、夏の産卵期を経て、さらに広がる恐れがある。
▼キャベツ価格2.5倍に ブロッコリーも高騰(5月21日)
キャベツとブロッコリーの卸売価格が天候不順などの影響で高騰している。農林水産省の調査によると、国内の主要卸売市場の5月18日時点の平均価格は、前年の同日に比べてキャベツが約2.5倍、ブロッコリーは約2倍。農水省の関係者は「今後、出荷量が増え、徐々に価格が落ち着いてくるのではないか」との見方を示した。
▼電気代最大46.4%上昇 6月前年比、補助金終了で(5月22日)
6月使用分(7月請求)の家庭向け電気料金が大手電力10社全てで大幅に値上がりする見通しとなったことが分かった。価格を抑える政府の補助金が、6月使用分から廃止されるため。前年同月と比べ、関西電力では46.4%、九州電力では43.8%の上昇となる。食料品をはじめさまざまな物価が上がる中、家計にさらなる打撃となるのは必至だ。
▼市街地でクマ銃猟可能に 検討会、法改正へ方針提示(5月23日)
昨年度過去最多の人的被害が出たクマ対策に関し、環境省の専門家検討会は一定の条件下で市街地での銃猟が可能となるよう鳥獣保護管理法の改正を柱とする対応方針案について議論した。大きな異論は出ず、法改正を目指す見通しとなった。検討会は夏ごろに方針として正式に取りまとめる予定。
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