リニア開業34年以降か 週間ニュースダイジェスト(3月24日~3月30日)
2024.04.02
▼北海道、ヒグマ頭数抑制へ 90年から倍増1.2万頭(3月25日)
北海道はヒグマの保護・管理に関する有識者検討会で、2022年時点の個体数が1990年比で約2.3倍の推定約1万2千頭(中央値)に上り、「絶滅が危惧される水準にはない」と明らかにした。その上で、農業被害が深刻化しているなどとして頭数を減らす方針を示した。
▼公示地価3年連続プラス 地方、上昇が下落を逆転(3月26日)
国土交通省が発表した1月1日時点の公示地価は、全用途が全国平均で前年比2.3%、住宅地が2.0%、商業地が3.1%それぞれ上昇した。全用途の伸び幅はバブル経済期以降で最大。札幌、仙台、広島、福岡の主要4市を除く地方では、1992年以来32年ぶりに上昇地点の割合が下落地点を上回った。
▼農業基本法改正案審議入り 首相「情勢変化に対応」(3月26日)
食料安全保障の確保を基本理念に位置付ける食料・農業・農村基本法改正案が、衆院本会議で審議入りした。岸田文雄首相は「世界の食料需給の不安定化など国内外の情勢変化に的確に対応していく」と強調、「施策の抜本的見直しを進め、農政を再構築する」と訴えた
▼「森林由来」排出量取引 CO2削減、ネットで手軽に(3月27日)
全国森林組合連合会(全森連)と農林中央金庫(農林中金)は、森林が吸収することで削減した二酸化炭素(CO2)排出量を、インターネット上で手軽に売買できるサイトを設けたと発表した。CO2排出削減量取引の中でも「森林由来」であることを打ち出し、脱炭素に取り組む企業に活用を呼びかける。
▼リニア開業34年以降か JR東海、27年断念(3月29日)
JR東海はリニア中央新幹線品川―名古屋間の2027年開業を断念すると表明した。これまでは「27年以降」と掲げていた。環境への影響を懸念する静岡県の反対で静岡工区の着工が遅れているため。政府が国家プロジェクトとして後押ししてきた開業が先送りとなり、沿線のまちづくりや企業の経営戦略にも影響が出そうだ。
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