サクランボの新品種「やまがた紅王」本格デビュー
2023.07.17
山形県は、県特産のサクランボについて「超大玉の新品種『やまがた紅王(べにおう)』が本年度から本格デビューした」と発表した。
「やまがた紅王」は20年以上を費やして開発し、大玉でツヤがあるのが特徴。「佐藤錦」「紅秀峰」というツートップに並ぶサクランボの"王様"として、名称は1万5000を超える公募の中から決定。店頭価格は1パック(100グラム)が3000円前後だという。
また、大きさが4L(31ミリ)以上で、果皮の着色(色づきの基準)が「やまがた紅王」より数値が高い果実を「やまがた紅王プレミアム」として販売する。
山形県では現在約2700人の生産者が「やまがた紅王」の樹を育てているといい、今シーズンは20トン程度を出荷、「収穫量は毎年増加する予定」としている。
(Kyodo Weekly・政経週報 2023年7月3日号掲載)
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