南日本新聞「翔べ和牛」など受賞 7作品に農業ジャーナリスト賞
2023.05.10
農政ジャーナリストの会は5月10日、南日本新聞社の連載「翔べ和牛」、柴田昌平監督のドキュメンタリー映画「百姓の百の声」など7作品に、第38回農業ジャーナリスト賞を授賞した。
「翔べ和牛」は、22年に全国和牛能力共進会が鹿児島県で開催されたのを機に、和牛飼育を多角的にとらえ、持続可能な畜産業に向けた課題を提示した。「百姓の百の声」は、13組の農家の日常を追い、「百姓」の価値観を浮き彫りにした。
このほか、日本農業新聞社の「つなぐ 歴史を未来へ」、佐藤弘著「振り返れば未来~山下惣一聞き書き」(不知火書房)、テレビ山梨の「ワタシ桑ノ集落再生人~限界集落で挑戦した11年」、NHKの「混迷の世紀 第4回世界"フードショック"~揺らぐ『食』の秩序」とETV特集「揺れながら 迷いながら~民俗研究家。結城登美雄が見た三陸から」が受賞した。
2022年に発表された農林水産業、食料、農山漁村地域などに関する30点(新聞・書籍11点、テレビ・映像19点)から選んだ。6月8日の同会の年次総会で表彰する。
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