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慎重な財務運営心がける  農林中金の奥理事長、不安定な金融情勢で

2022.11.16

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慎重な財務運営心がける  農林中金の奥理事長、不安定な金融情勢での写真

 農林中央金庫の奥和登理事長は16日記者会見し、不安定な為替相場や金利の上昇などの金融情勢について「非常に複雑かつ不透明で嵐の中にいるような心象風景だ」と述べ、「慎重な財務運営を心がける」という方針を示した。

 同日発表した同金庫の202249月期連結決算の純利益は、前年同期比81%増の1698億円だった。外貨調達コストが大幅に増えたが、金利上昇局面で債券などの資産を入れ替えた効果や、円安により利息配当収入が増えた。

 9月末の有価証券評価損は1兆7173億円だった。金利の上昇が要因。9月末のローン担保証券(CLO)保有残高は約6兆6000億円で、3月末から約14000億円増えた。円安が影響した。

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