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コメ17%高騰、20年ぶり  週間ニュースダイジェスト(8月18日~8月24日)

2024.08.26

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 ▼クマ対策、地域の連携強化 環境省、交付金30億円要求(8月19日)
 環境省は2025年度予算の概算要求で、人身被害が多発するクマを含む「指定管理鳥獣」の対策に充てる自治体向け交付金として30億円を計上する方針を固めた。クマ捕獲のほか、クマが街中に出没した際の自治体や警察、ハンターの連携強化を支援。出没防止や追い払いといった、人とのすみ分けを目指す事業も後押しする。

 ▼APEC、食料安保で声明 担当相会合、食品ロス防止(8月20日)
 農林水産省はペルーで18日開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の食料安全保障担当相会合で、農業・食料システムの強靱化(きょうじんか)に向けた共同声明を採択したと発表した。食品ロスの防止や持続可能なサプライチェーン構築を通じ、食料安保を確保する。

 ▼コメ指数先物の取引本格化 大阪・堂島、米価多様化へ(8月20日)
 堂島取引所(大阪市)に上場したコメの指数先物「堂島コメ平均」の取引が本格的に始まった。米価形成を多様化し、生産者の経営安定に活用してもらうことを目指す。大阪市内で開かれた上場セレモニーで、有我渉社長は「先物取引の発祥地である大阪から、世界に打って出るような商品に育てたい」と強調した。

 ▼訪日客最多329万人 7月、中国トップに(8月21日)
 政府観光局は7月に日本を訪れた外国人客は推計329万2500人だったと発表した。月間での最多を更新。1月からの累計は約2107万人となり過去最速で2千万人を突破した。円安に加え、各国で夏休みなど長期休暇シーズンに入ったことも追い風だった。主な国・地域別では中国が約2.5倍の77万6500人と、新型コロナウイルスの水際対策が緩和された2022年10月以降で初めてトップとなった。

 ▼コメ17%高騰、20年ぶり 昨夏の猛暑で需給逼迫(8月23日)
 総務省が発表した7月の全国消費者物価指数でコメ類が前年同月比17.2%上がり、20年ぶりの上昇率となった。昨夏の猛暑でコメに高温障害が発生し、市場に出回る量が減ったことや、今年の新米が本格的に流通していないことから需給が逼迫(ひっぱく)して価格が高騰した。電気代も22.3%上昇して43年ぶりの伸び率となり、物価高による支出増が家計を圧迫する状況が続いている。

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