GDP年率2.0%減 週間ニュースダイジェスト(5月12日~5月18日)
2024.05.21
▼40年の脱炭素戦略策定へ 年内めど(5月13日)
政府は2040年の脱炭素や産業政策の方向性を示す国家戦略「GX(グリーントランスフォーメーション)2040ビジョン」を、年内をめどに策定すると発表した。長期的な見通しを打ち出すことで、企業が投資計画を立てやすくする狙い。再生可能エネルギーや原発など「脱炭素電源」の拡充策をまとめる。
▼自動物流道整備へ実験線 技術開発の場、国交省(5月14日)
国土交通省は人手を使わないで荷物を運ぶ「自動物流道路」の実験線を設ける考えを示した。物流の停滞が懸念される「2024年問題」への対処策の一つ。円滑な運用には、多くの技術開発が必要で、検証や研究の場として活用する。実験を経て実際に整備するのは、東京―大阪などを想定している。
▼原発再エネ「最大限活用」 基本計画の見直し着手(5月15日)
経済産業省はエネルギー基本計画の見直し議論に着手した。2050年に温室効果ガス排出量を実質ゼロにする政府目標と人工知能(AI)時代の電力需要拡大を見据え、再生可能エネルギーと原発を「最大限活用」する方向で検討。電源構成目標を盛り込み24年度内に改定する。
▼ライドシェア新法提出を 25年に、規制改革有志(5月15日)
政府の規制改革推進会議は、一般ドライバーが自家用車を使い有料で客を運ぶサービス「日本版ライドシェア」に関する作業部会を開いた。複数の民間有志委員は、現行制度では移動の足の確保に不十分だとして事実上の全面解禁を改めて訴え、2025年の通常国会で関連する新法案の提出を目指すべきだとした。
▼GDP年率2.0%減 1~3月2期ぶりマイナス(5月16日)
内閣府が発表した2024年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0.5%減、年率換算は2.0%減だった。2四半期ぶりのマイナス成長。長引く物価高に認証不正問題を受けた自動車の生産停止が重なり、個人消費が不振だった。
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