来年6月に4万円減税 首相表明 週間ニュースダイジェスト(10月22日~28日)
2023.10.30
▼荷物自動輸送へ専用道路 国交省「10年で実現」(10月24日)
国土交通省の有識者部会は、今後の道路整備に関する中間報告案をまとめた。高速道路の地下にトンネルを新設したり、中央分離帯に専用レーンを設けたりして、自動車を使わず荷物だけを運ぶ「自動物流道路」の整備構想を明記。「今後10年での実現に挑戦することが重要だ」と掲げた。
▼エルニーニョ影響、高温に 気象庁、3カ月予報(10月24日)
気象庁は11月~来年1月の3カ月予報を発表した。南米ペルー沖の海面水温が上がる「エルニーニョ現象」の影響で偏西風が北に蛇行し暖かい空気に覆われやすく、全国的に高温となる。
▼農業用施設で浸水対策不備 検査院、農水省に改善要求(10月25日)
ポンプ場など農業水利施設の停電時に備えて設置する非常用発電設備を会計検査院が調べた結果、381施設で浸水対策が取られていなかったことが分かった。検査院は、洪水発生時に非常用発電設備が水没し水利施設が使えなくなる恐れがあるとして、所管する農林水産省に改善を求めた。
▼来年6月に4万円減税 首相表明、5兆円還元(10月26日)
岸田文雄首相は、物価高の家計への影響を和らげるため、子どもなどの扶養家族を含めて1人当たり合計4万円の所得税と住民税の減税を来年6月から実施すると表明した。低所得世帯への給付は1世帯7万円とし年内に始める。税収増の還元策の総額は5兆円規模となる。
▼林業者、携帯圏外でも確認 労災減へ三重の新興企業(10月27日)
林業での重大な労働災害を減らそうと、電子機器の設計開発を手がける三重県伊勢市の新興企業が、携帯電話の電波が圏外の山奥でも従事者の安否を確認できるシステムを開発した。「LPWA」と呼ばれる無線通信技術を使うのが特徴で、発見や救助が遅れて命に関わる事態になるのを防ぐ。
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